7話 ページ8
『…上がりました、先輩』
kn「…うん、じゃあここおいで」
ソファーの隣に座って欲しくて、手で招いてAを呼ぶ。
ソファーは濡れてないし、暖房も付けたから、寒くはないはずだから、風邪予防は出来ている。
後は、ただAの心の中を俺に吐き出してくれるか。
kn「…っA『きんとき先輩』
……あ、ごめん、どうした？」
俺から話を切り出そうとしたが、被ってしまった。
Aに話してくれる気があることが分かり、少しだけ俺も安堵する。
Aは、哀しそうな瞳をしながら、少しだけ俺の服を握った。
『…今から言うことは、絶対に誰にも言わないって、約束してくれますか？』
kn「……もちろん」
『...私、親の借金を肩代わりしてるんです
親は生きてるんですが、病気してて、とても働ける状況じゃなくて。
...だから、私が代わりに働いてるんです。
会社勤務だけじゃなくて、私...その、水商売、してるんです。
だから、その、人間関係の、トラブルが、多くて…ｯ
きんとき先輩と出掛けていた時は、その諸々の事情を忘れるほど楽しかった。
だけど、脅迫の電話や、催促の電話が、私には、すごく、辛くて。
それで、ついに今日は私の目の前に現れて、罵声を浴びせられながら殴られちゃって。
……消えちゃいたいな、って思って、私、あの木の下にいたんです』
途中で涙を溢れさせながらも、Aはそう教えてくれた。
俺は、自然と体が動き、Aのことを、また抱きしめてしまっていた。
そうとも知らずに、俺は…と、申し訳なさやAの背負っているものに同情する気持ちが複雑に入り交じって。
kn「A」
『…せんぱ』
kn「俺が、君のことを幸せにする。」
彼女の言葉を遮って、俺からも、心からの言葉を捧げる。
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aru。(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» わー！ありがとうございます！！えすえむの2人書くのとっても楽しかったです！(*´˘`*) (3月11日 23時) (
レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - 完結おめでとうございます！えす夢主、えむ青色最高でした！ (3月11日 22時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - wrwrd国民さん» ありゃ！？大丈夫ですか…！？で、でもタイトルからこの作品を見つけて下さりありがとうございます！！ (2月29日 7時) (レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
wrwrd国民 - タイトル見て吹き出して後ろに頭やって壁に頭ぶつけました！ とっても面白かったです‼ (2月28日 23時) (レス) @page12 id: 124eaa93ff (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - はるさん» こちらこそ、読んで頂きありがとうございました！！素晴らしいお話…その言葉で元気が出ます…！！Mなknさん好評で嬉しいです、笑。良かったらこれからも見守って下さい！！ (2月26日 22時) (レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aru。 | 作成日時：2024年2月8日 0時
