55.エース ページ11
菅原「Aに影山に日向じゃん!お前らこんなところで何してんの?」
A「あ、スガさんだ」
菅原「あ、こいつら2人はこの前入った1年の日向と影山だ」
東峰「おお!1年かぁ」
「「ちわっす!」」
東峰「おー。今年何人?」
A「4人です。みんな有望株ですね」
東峰「...頑張れよ」
日向くんの腕をぽん、とする旭さんは、寂しそうだ。
日向「えっ 一緒に頑張らないんですか?」
東峰「!」
日向「俺、エースになりたいから、本物のエースをナマで見たいです!」
おーい、と旭さんを呼ぶ先輩の声がする。
東峰「...悪い。俺はエースじゃないよ」
そういって私たちに背を向けて歩き出す旭さん。
影山「あの...よくわかんないんすけど、ケガとかですか?」
A「いや、元気だよ」
影山「じゃあ何か...戻れない事情があるとか?」
菅原「外部的な要因があるとかじゃないんだ」
A「...旭さんが、バレーを嫌いになっちゃったかもしれないのが問題なんだ」
日向「えええ?!あんなに大きくてエースって呼ばれて、なんで...」
日向くんはかなり驚いている。...日向くんはまだ、潰されることを経験していないからね。
菅原「旭は烏野では一番でかかったし、パワーもあって、苦しい場面でも難しいボールでも決めてくれるから、みんなあいつをエースだと思ってて...」
スガさんも苦しそうだ。
菅原「でも...俺はあいつに頼り過ぎた」
影山「.....」
よくわからない日向くん。反対に、冷静な飛雄ちゃん。
影山「...潰されたんですか?試合で」
さすが飛雄ちゃん。鋭いね。
A「...ある試合で、旭さんのスパイクは徹底的にブロックに止められてさ...」
日向「?! えっ...そっ」
菅原「それだけ?って思うだろ」
日向「!! あっいやっブロックされるの凄く凄く凄く嫌なの凄くわかりますっっ」
凄くの数、多くない?
まぁそんなことは置いといて。
日向「けど...それでバレー嫌いになったりは...」
うん、普通そう思うよね...。
菅原「エースである旭がサーブでもブロックでも狙われてマークされて、っていうのはいつものことと言えばそうなんだけど...」
A「あの試合では、それがとにかく徹底的で、烏野は何も出来なくて...。旭さんは人一倍責任を感じちゃう正確だから...」
日向くんが黙った。よくわかってないのかもだけど。
菅原「! ていうかお前ら急がないと部活始まるぞ!」
A「あ。仕方ない、走るか〜」
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ちび(プロフ) - 続きみたいです (9月3日 23時) (レス) id: 8dd546cbdc (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - とても続きが気になります!更新待ってます!! (2022年3月30日 13時) (レス) @page41 id: 1ef6aeb2cc (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - とても続きが気になります!更新待ってます!! (2022年3月30日 13時) (レス) @page41 id: 1ef6aeb2cc (このIDを非表示/違反報告)
zigami-izua(プロフ) - え、、、終わり方がめっちゃ不思議なところで続きが気になります。できれば続き書いてもらいたいです! (2020年3月10日 10時) (レス) id: e26948917f (このIDを非表示/違反報告)
BS(プロフ) - 続き気になります。更新楽しみしてます。 (2020年2月3日 18時) (レス) id: 5e6c663fd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Mmmmgggg011/
作成日時:2018年8月17日 14時