52.見守って ページ16
「整列ーっ」
「あざーっしたーっ」
はー、やっと練習試合が終わった...!
ハラハラドキドキしたよ...
武田「はああぁ〜」
A「武田先生?」
菅原「どうしたんですか?」
驚いたのか、椅子に座り込む武ちゃん。
武田「...すんごい」
すんごいって。面白いな、武ちゃん。
菅原「あ、そうか。先生は3対3見てないから日向と影山の攻撃見るのは今日が初ですもんね。
ね!すごいでしょ!?もうすごいっつーか恐いっつーか!
なぁ、A!」
?!
急にネタ振るのやめて...ビビるから...
A「翔陽の運動能力とかがすごいってのはわかってましたけど...それを100%、最大限引き出せる飛雄もすごいですよね。
この間会ったばっかりなのが嘘みたい」
武田「え?!そうなの?!」
A「? そうですよ?」
あ、そっか。武ちゃんは知らないのか。
挨拶を終えて、パタパタと武ちゃんの前に並ぶみんな。
「「お願いしあーす!」」
武ちゃん「!?」
...武ちゃん、慣れてないもんね。
菅原「先生、なんか講評とか」
武田「あっ、そっ、そうか!えーと...僕はまだバレーボールに関して素人だけど...
なにかすごいことが起こってるんだってことはわかったよ。
で新年度になって、すごい1年生が入ってきて...でも一筋縄ではいかなくて...」
すごい1年生...一筋縄ではいかない...
うん、どっちも否定できないな
特に一筋縄ではいかない、とかね。初日からヅラふっ飛ばすし。
...まぁそれは置いといてだ。
武田「だけど、澤村くんかそんなふうに言ってて、そのときはよくわからなかったけど」
翔陽と飛雄の力を合わせたら、すごいことになる気がするって話かな?
武田「今日、わかった気がする。
バラバラだったらなんてことない1人と1人が出会うことで、化学変化を起こす。
今この瞬間もどこかで世界を変えるような出会いが生まれていて、それは遠い遠い国のどこかかもしれない。地球の裏側かもしれない。
もしかしたら...東の小さな島国の、北の片田舎のごく普通の高校のごく普通のバレーボール部かもしれない。
そんな出会いがここで...烏野であったんだと思った。
大袈裟とかオメデタイとか言われるかもしれない。でも信じないよりはずっといい。
根拠なんかないけどきっと、これから...
君らは強く、強くなるんだな」
...その通り。烏野はどんどん強くなっていく。
私はそれを...
A「見守っていたい」
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フー - めっちゃくちゃ面白くて大好きです。 (2022年12月8日 19時) (レス) @page35 id: d40c103c61 (このIDを非表示/違反報告)
みー。 - めっさ面白かったです!好きです!(唐突な告白)ww (2022年1月31日 20時) (レス) @page35 id: 5bd7981026 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - 凄く好きです!この作品!一気読みしちゃいました!原作混じってるけどオリジナルもある感じが凄く好みです!更新頑張ってください!楽しみに待ってます! (2020年11月5日 23時) (レス) id: 8a7515a9b4 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - とっても面白いです!私、こういう作品好きです!!更新頑張ってください!! (2020年5月22日 10時) (レス) id: daeb476c1e (このIDを非表示/違反報告)
猫派 - とても面白い作品でつい一気読みしてしまいました。更新頑張ってください! (2020年5月7日 14時) (レス) id: b93fbc1d0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Mmmmgggg011/
作成日時:2018年8月31日 9時