CALL CALL CALL！ ページ31
JH「……ナンパ、やっぱよくされんの？」
周りからの視線が激しく刺さる中、気にする素振りも見せずにジョンハンくんは私を見る。
『まぁ……最高記録は１日に１３回？』
JH「ちゃっかり数えてるあたりやらしいわ」
ギクッ。１３回を断りながら満更でもなかったことがバレてしまったか……？
冗談っぽくジト目をしたジョンハンくんは、どこかむず痒そうな顔をして左肩を上げて首を傾げた。
JH「かわいいおネーサン。連絡先くらい交換してくれても良くない？」
『えぇなんで。そんなナンパ男１人１人に連絡先教えてたらキリないよ』
JH「違う。俺と」
『ん……？……あっ、あ、そっか。私たち交換してないのか』
私が次の言葉を発するよりも先に、ジョンハンくんが「ん」と手を差し出してきた。
なんとなくジョンハンくんのやりたいことがわかって、私は無言で自分のスマートフォンを手渡す。
私のスマホを受け取ったジョンハンくんは、素早い動きで私のスマホと自分のスマホを交互に操作すると、すぐに私にスマートフォンを返した。
返ってきたスマホの画面には、カカオトークが表示されていて、ジョンハンくんが新たに登録されている。
JH「困ったときとか、呼んでよ」
『……来てくれるの？』
JH「どんなときでも、まぁ……Aが呼んでくれさえすればすぐ行くよ。じゃね。かわいいんだから気ぃ付けなよ」
言うだけ言って、ジョンハンくんはそのまま軽く手を振って私を通り過ぎて行った。
ジョンハンくんが去ってすぐ、向こうから大量の買い物袋を両手に持ったお母さんがのそのそと歩いて来た。
私はボケーッとお母さんの方へ歩いていきながら、頭の中に大好きなヴァンラヴァの推しの姿をよぎらせていた。
ストーリー終盤での彼のセリフ……
「もしも世界を敵に回したとしても、ギリギリまで僕たちはずっと一緒だ」
「どんなときでも、誰が何て言おうと、僕は君のことを守るよ」
『いや、いや……似てな……くも、ないのかもしれない……よなぁ……』
お母さんに「アンタ顔真っ赤！！熱中症！？」と大きな声で言われた。
続く
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琉花(プロフ) - ここここさん» コメントありがとうございます！某ヴァンパイアの人数も某Kpopグルの人数も１３人という……😏✨️ (6月19日 23時) (
レス) id: ebc3601524 (このIDを非表示/違反報告)
琉花(プロフ) - りりちゃんさん» ありがとうございます🫶🫶🫶🫶 (6月19日 23時) (レス) id: ebc3601524 (このIDを非表示/違反報告)
ここここ(プロフ) - 主様！素敵なお話をありがとうございます😍 私も実は某ヴァンパイアのゲームが好きでわかった瞬間に読む時の楽しさも推しも分かりすぎて一気に読み進めてしまいました、笑 これからも楽しみに更新待っております！ (6月18日 21時) (レス) @page26 id: 4b95013bd6 (このIDを非表示/違反報告)
りりちゃん(プロフ) - 更新ありがとうございます😭😭とってもきゅんきゅんです！1番好きです！ (6月17日 23時) (レス) @page31 id: aea422ffca (このIDを非表示/違反報告)
琉花(プロフ) - りりちゃんさん» コメントありがとうございます！久しぶりに更新させて頂きました🙇🏻♀️🙇🏻♀️ (6月16日 20時) (レス) id: ebc3601524 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉花 | 作成日時：2020年3月25日 5時
