空気を読む ページ15
ジョンハンくんはそのまま空いている方の手を自然に私の腰へと持ってきた。
気持ちの悪いくすぐったさが腰にやって来て、私は顔色を青くする。
JH「ど？なんか俺に対する印象変わったりした？」
『ごめんなさいやっぱり無理だ！』
ジョンハンくんの言葉に被せる形で叫ぶ。それとほぼ同時に、私は体をグルりと一回転させた。
腰に回された手は驚いたように咄嗟に私から離れる。私は脚線美が自慢の脚を振り上げた。
気が付けば私の渾身の蹴りが目の前のジョンハンくんの腰に──………
JH「いや流石に２度目はないだろ！２度もやられる俺ではないから！」
今にもジョンハンくんの腰にクリティカルヒットしそうだった私の足が、ジョンハンくんの手によってあっさりと止められる。
『(……わ、私の蹴りを止めた……！？)』
「なんかバトル漫画みたいになってね？」
教室の誰かが私の心を読んでツッコんだ。
正気に戻った私はハッとなって、ジョンハンくんに捕まえられていた足を恐る恐る下ろした。
『ごっごめん。また怪我させちゃうところだったね』
JH「……まぁ未遂で終わったから別に良いけどね」
ジョンハンくんはどこか呆れたような顔で笑って、先程の反動で床に落ちたハンカチを拾い上げた。
『……で、でも私、ジョンハンくんのことがどうしても生理的に受け付けられなくて』
JH「え？」
『……出会って数分しか経ってないのに普通に体触ってくるところとか、異性のことを「女」って呼ぶところとか、付き合ったらＤＶしそうなところとか』
JN「いや最後の偏見じゃね」
『俺に落ちない女なんて絶滅危惧種だろって思ってそうなところもダメなの』
教室が静まり返った。
クラスメイトの冷ややかな視線がジョンハンくんに集中している。
JH「いや、俺そんなこと思うほどキザじゃないって」
「思ってたじゃん」
「現在進行形で思ってますよね」
「キザの権化のくせに」
JH「お前ら「空気を読む」って言葉知ってる？」
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琉花(プロフ) - ここここさん» コメントありがとうございます！某ヴァンパイアの人数も某Kpopグルの人数も１３人という……😏✨️ (6月19日 23時) (
レス) id: ebc3601524 (このIDを非表示/違反報告)
琉花(プロフ) - りりちゃんさん» ありがとうございます🫶🫶🫶🫶 (6月19日 23時) (レス) id: ebc3601524 (このIDを非表示/違反報告)
ここここ(プロフ) - 主様！素敵なお話をありがとうございます😍 私も実は某ヴァンパイアのゲームが好きでわかった瞬間に読む時の楽しさも推しも分かりすぎて一気に読み進めてしまいました、笑 これからも楽しみに更新待っております！ (6月18日 21時) (レス) @page26 id: 4b95013bd6 (このIDを非表示/違反報告)
りりちゃん(プロフ) - 更新ありがとうございます😭😭とってもきゅんきゅんです！1番好きです！ (6月17日 23時) (レス) @page31 id: aea422ffca (このIDを非表示/違反報告)
琉花(プロフ) - りりちゃんさん» コメントありがとうございます！久しぶりに更新させて頂きました🙇🏻♀️🙇🏻♀️ (6月16日 20時) (レス) id: ebc3601524 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉花 | 作成日時：2020年3月25日 5時
