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水分を含んで重くなった髪を
バサリ、とかきあげて。
私の目の前で、んふふって笑う
同じように、濡れてしまった私の髪を
そっと、耳にかけて
「ひとりじめ」って、言う
何のことか、よくわからないまま
目の前の大野さんを見上げてたら
「透けてる。やらしー」
白いTシャツから、透けてしまった黒いブラの肩紐を指でなぞる
「ちょっ、と...っ」
やんわりと、その指をつかんだら
逆に私の指をぱくり、と唇に捕えられた
「や...」
もう一度、指がゆっくり紐をなぞって。
咥えられていた指を離して、
そっと、手を握る。
「やらしーね」
って、視線が絡まって。ほどけない。
「これ、見れんの。俺だけね」
この、今の空間の雰囲気に
ドキドキが止まらなくて
「こんな...びしょ濡れになること...ないもん」
そう答えるのがやっと。
「ふふ、すんげーえろいよ」
褒め言葉なのか、何なのか。
その意図はわからない言葉を放ったと思うと、
ざぶん、と上がって、お部屋に帰っていく。
どうしていいか分からず、ただ立ち尽くしてたら
直ぐに戻ってきた大野さん。
手には、バスタオル2枚と、自分のサングラス。
「まぶしー」って言って、サングラスをかけて。
もう一度、プールに飛び込む。
プールに胸下まで浸かったまま、
プールサイドに両腕をかけて。
天を仰ぐように、そのままごろりと頭を預ける大野さん。
「きもちー」
その姿は本当に絵になってて。
しばらく、何もかも忘れて...
ただただ、見入ってた。
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MM(プロフ) - 蒼さん» 温かいお言葉ありがとうございます！これからもお付き合い頂けますとうれしーです！！ (2019年2月7日 21時) (
レス) id: 4744f7f7d6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - 完結お疲れ様でした。ずっとずっと前からこの作品は知ってたんですが、なんとなく完結してから読みたい…なんて思って読まずにいたことを後悔しました。引き込まれすぎて一気に読みきってしまいました…！素敵な作品ありがとうございます。そして続編まで！楽しみです！ (2019年2月5日 10時) (レス) id: 0c5e279223 (このIDを非表示/違反報告)
MM(プロフ) - さゆさん» ありがとうございます♪感想聞かせて頂きめちゃめちゃうれしーです！続編でもまたお会い出来ますのを楽しみにしています(*´ω｀*) (2019年1月29日 22時) (レス) id: 0846006888 (このIDを非表示/違反報告)
MM(プロフ) - キミさん» いつも優しいお言葉、ありがとうございます。弱虫ちゃんなので、すぐ読者様に泣きついては鍵かけてみたり、しょんぼりしたり...情けなくて申し訳ないです(´；ω；｀)これからもまた遊びにいらしていただけますとうれしーです(*´ω｀*) (2019年1月29日 22時) (レス) id: 0846006888 (このIDを非表示/違反報告)
MM(プロフ) - やすようこさん» 溶けました？わーい！甘いの、できるかなぁ...頑張りますね(/ω＼)またお目にかかれることを楽しみにしています(*´ω｀*) (2019年1月29日 22時) (レス) id: 0846006888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MM
| 作成日時：2019年1月6日 14時
