不仲じゃなくて気まずいだけ 2 (ページ14)

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宮舘 side

ご飯を食べて一緒に洗い物して

お互いお風呂も済ませてソファでまったりしていたら

急に名前を呼ばれる

そちらに振り返って次の言葉を待っていれば

『 … 涼太くんは目黒くんとよく飲みに行くの？』

と聞かれた

まさか目黒の話が出てくるとは思わなくて

一瞬反応に遅れたけどそうだねと返す

そして何か考え始めた様子で黙ってしまったA

しばらく待っていれば徐ろに

『今度 3人で行きたい … だめ？』

誤解が解けたのになかなか歩み寄れない2人

その架け橋になるのが俺でいいのかなと

柄にもなく思ったけど

頼られるのはやっぱり嬉しい

宮「いいよ、その代わり一つ提案があるんだけど」

だけどずっと気になってたから

この際それも解決してしまおう

こちらを見上げて首を傾げるAに

俺はあることを提案した

悩んでたみたいだったけど

『そこからが大事だよね、うん』

と勝手にひとりで納得して承諾を得た

こんな風に寝る前に相談を受ける日もあれば

気付いたらソファで寝ちゃってるAを

ベッドに寝かせて自分は布団を引いて寝る日もある

俺が何を提案したかはすぐに分かるよ

宮「よし、じゃあ寝よっかおやすみ」

━━━━━━━━━━━━━━━ 国王と姫の休日 Fin