Diary13 ページ13
ナワーブside
やばい。先程1発殴られてからまだ数十秒しか経っていないというのに、もう追い詰められてしまった。相手は道化師だ。普通から見たらふざけた見た目なのだろうが、この恐ろしいゲームの中でこんな見た目の人(なのだろうか？)に追いかけられたらものすごい恐怖だ…。いや、普通ってそもそもなんだ…？
思えばこのゲームに参加したばかりの頃は、ハンターからビクビクと隠れて暗号機を回す意味がわからなかった。人の形をしていれば殺し方なんて星の数ほどある。そもそも俺は傭兵で、"そういうこと"をしてきた。1度だけハンターに向かったことがあるが…いや、やめよう。思い出したくもない。ただ一つ、確実に言えるのは、ハンターに対しては逃げることしか出来ない。自ら攻撃なんてのは以ての外だ。板を当てる、板を越える、窓を越える。ハンターに対して太刀打ちが全く出来ない訳では無いが、どれも時間稼ぎにしかならない。
そんなことを考えていると、1発くらってしまった。俺はすぐにダウンする訳じゃないが、もって15秒だ。
悪趣味なロケットチェアに吊るされれば最後、仲間も助けに来る可能性は低い。ただでさえみんなだって怖いのに、俺は今日あいつに酷いことを言ってしまった。
途端に傭兵時代の仲間のことを思い出す。
________最悪だ。誰か、助けてくれ…。
Aside
暗号機は残り3個、それにしても傭兵すごいな…。このまま持てるんじゃないか？？そんなことを考えていると、傭兵がダウンしてしまう。
A(…うん。見事にフラグ立てたわ。一級フラグ建築士試験受けてみようかな…(遠い目))
辺りを見回してみるが、助けに行こうとし
ている人は誰も居ない。まあ、自ら危険を犯しに行く人は居ないか…。(例外はあるが)
"解読に集中して！"そんなチャットを送って私は1人、サベダー君が縛られているロケットチェアの所へ向かって走る。この距離なら余裕で間に合う。ピエロの攻撃を避けられたら避けてそのまま肉壁するか、受けてしまったらしょうがない。煽ってこっちに連れてくるかだな…。
A｢よし！頑張るぞ！！｣
小さめの声でそう叫び、頬を両手で思いっきり叩く。なんとしてもサベダー君を助けなくては。私の頭の中にはそれしかない。
壁に沿ってバレないように歩き、様子を伺うとピエロは反対方向を警戒していた。これならマジに余裕で行けそうだ。全然余裕のよっちゃんだぜ。
A｢サベダー君！助けに来たよ！！｣
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キャンディ子(プロフ) - おもしろい…奮闘する夢主ちゃんが愛らしいですね！ (2020年6月12日 19時) (
レス) id: c401cf24f7 (このIDを非表示/違反報告)
Kitimiha(プロフ) - めちゃくちゃ面白い！！いつも楽しく読ませていただいております。更新がんばってください！！応援してます(*^▽^*) (2020年5月24日 21時) (レス) id: f613f61273 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - クッソ面白いです(( (2019年9月21日 22時) (レス) id: 0dd1645596 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年8月31日 0時) (レス) id: cd897ac532 (このIDを非表示/違反報告)
レモンティー(プロフ) - めっっっちゃ面白いです…更新頑張ってください､楽しみにしてます！あとよろしクラーク笑いました (2019年7月28日 20時) (レス) id: 737cb82d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかど | 作成日時：2019年7月2日 2時
