一松×大学生 ページ10
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「ここが『大学』かぁ…」
私がどんなに行ってみたいと言っても「高校生のガキが来るところじゃない」と大学生の彼氏の一松さんはいつも一蹴する。
だったら内緒で行って驚かせようという作戦だったんだけど……
「…一松さん、どこにいるんだろう」
大学がこんなに広い敷地とは思わず、心なしかすれ違う人にじろじろ見られている気もしてひとり心細くなる。
「大人っぽくしてきたけど、やっぱり浮いて見えるのかな私……」
「ねぇ君、新入生？」
「えっ」(…誰？)
「校舎どこか分かんなくなっちゃった？」
「そ、そうなんです！」
急に現れた優しそうな男の人達に案内してもらえることになり、とりあえずついていくと、校舎とはどんどん離れた所へ進んでいく。
「あのー…こっちであってます？」
「この先だから」
「……」
これは、危ない予感。
「…………すみません！！」
「あっちょっと！！」
(なにあれ…怖い……っ)
隙を見て男の人達の間を逃げ出し、とにかく走っていたら、急に校舎の影から手が出てきて私の腕を引っ張った。
「……ひっ」
「静かに」
大声で叫び声をあげようとすると、後ろから大きな手で口を塞がれ、物陰の外では「くそっもう少しだったのに」とさっきの男の人達が私を探して遠くへ行ったのを見て、恐る恐る後ろを振り返った。
「一松さん！」
「なんでAがここにいるの。学校は」
「今日は午前で終わったから……会いに来たの」
「連絡は」
「……さ、さぷらーいず」
「……」
「……」
怒られるのは分かってたけど、やっぱり物凄く睨まれた。
「クソ松からAに似ている子がいるって聞いて来てみたら……」
「ごめんなさい……」
「…僕が、何でA連れてこないか分かる？」
「……ガキだから」
「違う」
こないだ言われた事をそのまま言えば少し笑って「そんなの鵜呑みにしたの」と言う一松さんに「じゃあ、なんで」と問い詰める。
「……やっぱ言うのやめ」
「なんで！！」
「恥ずかしい」
「やだ。言ってよ」
「…………ら」
「え？」
「Aが、……他の野郎に取られるんじゃないか心配だから」
真っ赤な顔の一松さんをじっと見つめれば「見るな」とデコピンされた。
「帰ろ」
「え、講義はいいの？」
「クソ松に替え玉頼んだ」
「今日は大人っぽいAに大人の講義してやるよ」とニヤついてスカートを持ち上げる一松さんの手をバチンと叩いた。
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rabi - 普段の生活にお差し支えないようできれば…お気持ち私、すごく分かります〜〜！大変お手数ではありますが掲載時の体裁につきまして、又私のお題箱にご連絡頂けますと幸いです。 素敵な作品を描かせて頂ける事、本当に幸せ思います。ありがとうございます！ (2017年11月30日 21時) (
レス) id: b77ea76641 (このIDを非表示/違反報告)
rabi - 原作を頂きましたMさんのお名前と、原作を漫画にさせて頂いた旨だけを文字で掲載する、もしくはサイトURLも掲載許可頂けるのであればそちらも載せさせて頂ければと存じます。 (2017年11月30日 21時) (レス) id: b77ea76641 (このIDを非表示/違反報告)
rabi - また、改めて頂きましたメッセージ、とてもとても光栄で…是非ワンシーンを描かせて頂けましたら光栄です！ お伺いしたかった件なのですが、ツイッターにあげる際にMさんの原作をどのようにお伝えしようかという点です。 (2017年11月30日 21時) (レス) id: b77ea76641 (このIDを非表示/違反報告)
rabi - Mさん、ご返信ありがとうございました！私こそ感想欄をお借りしてしまって申し訳ありません。 Mさんの作品、拝読させて頂きました。おそ松海の家がすごく好きです！スパダリ兄さん…！長兄おばけ屋敷も大好きです。 (2017年11月30日 21時) (レス) id: b77ea76641 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続き書いてほしいです! (2017年11月8日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2016年10月31日 5時
