カラ松×俳優 ページ21
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「A！頼む！」
「嫌なものは嫌！！」
手を合わせて必死に頭を下げるカラ松を私は冷たくあしらう。
「少しだけでいいんだ、練習付き合ってくれ！」
「嫌！」
「なぜそんなに嫌がるんだA、俺のことをサポートしてくれるんじゃなかったのか？」
「それとこれとは別！」
旦那さんのカラ松は今をときめく人気俳優。
かっこいい顔立ち、見事な演技力に、女性ファンが多い。
お家のことは私に任せてカラ松は仕事頑張って！と言っているものの、台詞練習だけは絶対にやりたくない。
「…ちなみに何のシーンなの」
「ずっと想ってた人に、愛の告白をするLOVE シーンだ」
「絶対いや」
「なぜだ？！」と私の肩をつかんで首を傾げるカラ松に「…分かんないの？」と逆に問いかける。
「…知らない名前の彼女に、カラ松が愛してるなんて言うんだよ？」
「それは役の俺であって…」
「でも私は嫌なの」
そこまで伝えたところで目に涙がたまってきて、目の前のカラ松の顔がじわりと滲んだ。
本当は、彼の仕事の手伝いになれるなら、やってあげたい。
だけど、どうも胸の奥がざわざわと波だって自分でもどうにもできない感情に苛立って、カラ松に冷たくあたってしまう。
「A…」
「ごめん、なさい…」
彼の腕の中で見られないように涙を流せば「いや…いいんだ」と優しく頭を撫でられた。
何日かして、珍しくカラ松が「一緒にTVでも見よう」と誘ってきた。
「…ちょっと待って。……これ、カラ松の出てるドラマじゃん」
「そうだが」
「待って…嫌、私見たくない」
「頼む、A、見てくれ」
「嫌！」
無理矢理逃げ出そうとするけれど、嫌でもTVからはカラ松の台詞が流れてくる。
「……」
「……どうだ？」
「これ……」
『愛してる、A』
まさかの聞こえてきた自分の名前に驚いて彼を見れば「監督に頼んで…その…相手の名前を変えてもらったんだ」と照れ臭そうに笑う。
「これなら、練習付き合ってくれるか？」
「…ばか。仕事でこんなワガママ言って」
「ハニーが嫌がるのはしたくないからな」とカラ松は優しく私を抱き締めてはちゅっと唇を寄せた。
「女優さんと抱き合うのも嫌なんだけど」
「分かった。断っておく」
「…仕事なくならない？」
「じゃあいいのか？しても」
「…お家でたくさんしてくれるなら、いいよ」
「お安いご用だぜハニー」
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rabi - 普段の生活にお差し支えないようできれば…お気持ち私、すごく分かります〜〜！大変お手数ではありますが掲載時の体裁につきまして、又私のお題箱にご連絡頂けますと幸いです。 素敵な作品を描かせて頂ける事、本当に幸せ思います。ありがとうございます！ (2017年11月30日 21時) (
レス) id: b77ea76641 (このIDを非表示/違反報告)
rabi - 原作を頂きましたMさんのお名前と、原作を漫画にさせて頂いた旨だけを文字で掲載する、もしくはサイトURLも掲載許可頂けるのであればそちらも載せさせて頂ければと存じます。 (2017年11月30日 21時) (レス) id: b77ea76641 (このIDを非表示/違反報告)
rabi - また、改めて頂きましたメッセージ、とてもとても光栄で…是非ワンシーンを描かせて頂けましたら光栄です！ お伺いしたかった件なのですが、ツイッターにあげる際にMさんの原作をどのようにお伝えしようかという点です。 (2017年11月30日 21時) (レス) id: b77ea76641 (このIDを非表示/違反報告)
rabi - Mさん、ご返信ありがとうございました！私こそ感想欄をお借りしてしまって申し訳ありません。 Mさんの作品、拝読させて頂きました。おそ松海の家がすごく好きです！スパダリ兄さん…！長兄おばけ屋敷も大好きです。 (2017年11月30日 21時) (レス) id: b77ea76641 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続き書いてほしいです! (2017年11月8日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2016年10月31日 5時
