十四松×鑑識さん ページ12
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かちゃりと鍵の開く音がして、鍋の火を止めてパタパタとスリッパを鳴らして玄関へ向かう。
「お帰りなさい十四松さ……」
ぽすっ
「じゅ、十四松さん…？」
「…ただいまっする」
お出迎えするなり私の肩口に頭を乗せて、うなだれる彼に「ど、どうしたんですか」と聞けば、「…ぎゅーしていいっすか」と元気のない声が返ってきて、私はこくりと頷く。
「……」
「……」
一体どうしたんだろうか。
体力が自慢の十四松さんは、どんなに仕事で疲れて帰ってきても笑顔を絶やすことはなくて、こんなに意気消沈した彼を私は見たことがなくて戸惑う。彼の広い背中にそっと腕を回して優しく撫でてあげると、私を抱き締める力がぎゅっと強まった。
「…今日の現場」
「…はい」
「…凄い、酷かったんだ。…今思い出しても苦しくなるくらい」
「……」
「オレ、何年もこの仕事してるのに、未だに慣れなくてさ…」
「向いてないのかな」とため息混じりに弱音を吐き出した十四松さんの頭をポンポンと撫でた。
「十四松さんは、本当に頑張り屋さんですね」
「…え」
「私は…そんな現場に立ったことがないので、十四松さんの辛さがあまり分かってあげれません。…ごめんなさい」
「Aちゃん…」
「でも、毎日悪い犯人を捕まえる為にお仕事している十四松さんを、私はとってもカッコいいなぁと思います」
「だって、みんなの正義の味方なんですよ？警察のお仕事って」と笑って言えば、ようやく顔を上げてくれた。
彼の帽子をそっと取って警察の紋章をなぞる。
「みんながみんな、このお仕事できるとは思いません。選ばれた人が、皆さんを助けれるんです」
「…」
「もっと、自信持っていいんですよ？」
「Aちゃん…ありがとう」
にぱっと笑った彼に私も微笑むと、笑いながら「ねぇねえ！チューしていいっすか？！」と抱き締められたまま聞かれ、少し顔を赤らめて頷いた。
こつんと頭があたって唇を重ねられ、愛情たっぷりのキスに私も一生懸命お返しすると、ぎゅぅ〜っと強く抱き締められてそのまま持ち上げられた。
「わ、わ」
「オレの嫁さん、本当〜に可愛い‼」
「あ、ありがとうございます」
抱っこされたままニコニコと満面の笑みでそう言われて、少し照れ臭いのと嬉しさで胸がきゅうっとうずいた。
「オレ、すっげー元気出た！明日からも仕事頑張りマッスル！！」
「無理はしないでくたさいね」
「了解しやした！！」
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rabi - 普段の生活にお差し支えないようできれば…お気持ち私、すごく分かります〜〜！大変お手数ではありますが掲載時の体裁につきまして、又私のお題箱にご連絡頂けますと幸いです。 素敵な作品を描かせて頂ける事、本当に幸せ思います。ありがとうございます！ (2017年11月30日 21時) (
レス) id: b77ea76641 (このIDを非表示/違反報告)
rabi - 原作を頂きましたMさんのお名前と、原作を漫画にさせて頂いた旨だけを文字で掲載する、もしくはサイトURLも掲載許可頂けるのであればそちらも載せさせて頂ければと存じます。 (2017年11月30日 21時) (レス) id: b77ea76641 (このIDを非表示/違反報告)
rabi - また、改めて頂きましたメッセージ、とてもとても光栄で…是非ワンシーンを描かせて頂けましたら光栄です！ お伺いしたかった件なのですが、ツイッターにあげる際にMさんの原作をどのようにお伝えしようかという点です。 (2017年11月30日 21時) (レス) id: b77ea76641 (このIDを非表示/違反報告)
rabi - Mさん、ご返信ありがとうございました！私こそ感想欄をお借りしてしまって申し訳ありません。 Mさんの作品、拝読させて頂きました。おそ松海の家がすごく好きです！スパダリ兄さん…！長兄おばけ屋敷も大好きです。 (2017年11月30日 21時) (レス) id: b77ea76641 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続き書いてほしいです! (2017年11月8日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2016年10月31日 5時
