｢銀魂｣×｢東リベ｣前世夜兎族の兄貴が転生し不良のトップになったらしい (ページ22)

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21話ページ22

｢もしかして真一郎のお友達？｣

｢友達…か…そんな大層なもんじゃねぇよ俺にとってのあの人は…昔も今も゛ヒーロー゛だ｣

゛真一郎君は俺のヒーローなんだ゛

｢ヒーロー…か…｣

やっぱりコイツとどっかで…

真一郎繋がりなら…真一郎のバイク屋…とか？

よく昔真一郎の仲間たちとか居たし…

｢真一郎君のことを知ってるアンタに1つ聞きたい｣

｢？｣

｢゛佐野ヒヨリ゛って知ってるか？｣

俺？何で？

｢どうして？｣

｢…いや…その…｣

え？なになに？？

なんで黙っちゃうの！？

俺なんか君にしたっけ？！

ごめんだけどほんとに記憶にないよ！？

え、真一郎の友達とか殴ったりしてないよね？

｢えっと…え？なんかされたり…とか？？？｣

｢そういうんじゃなくて…昔…少しだけその人に助けられて…｣

｢助けられた？｣

俺に？？

……………誰か助けたっけ？

｢あぁ…それ以降ヒヨリさんと真一郎君の後ろ姿を追いかけてきたんだが…真一郎君は事故で亡くなりヒヨリさんもその後まもなくして行方不明…｣

ｱｯ…なんかごめんね…

別に…行方不明になったわけじゃないんだよ？？？

堕天使として動くために闇雲とメンバー集めしてただけだから？？

ちょっと逃げただけだから？？

｢それから俺なりに探してるが情報の1つすら見当たらなくて…だから真一郎君のことを知ってる人1人ずつにヒヨリさんのことを聞いて回ってて｣

｢んー、何て言うんだろ…まず君名前は？｣

｢乾青宗…｣

｢青宗…青宗…｣

どっかで聞いたことあるようなぁ…

じーと青宗の顔を見つめて

｢？？？？｣

｢あっ！思い出した！！！！｣

｢？何を…？｣

｢君の事だよ！｣

｢…は？｣

｢どっかで会ったことあるようなぁって思ってたんだけど
いつも俺と真一郎の側にいて真一郎がバイク弄ってんの眺めながらよく俺が真一郎揶揄って遊んでた時に笑ってた子だ！！｣

｢！！｣

｢゛俺と゛ってまさか…ヒヨリさん！？｣

俺の顔を見て驚いた顔をする青宗

｢そう、俺が佐野ヒヨリ改めてよろしくネ♡｣

顔だけ包帯をとりながら

俺が青宗に笑いかけると

急にポロポロ涙を流す青宗

｢…ッ、……｣

｢！？ごめんね！？そんなによろしくされるのが嫌だった！？俺の顔が嫌だった！？ほんとにごめんね！？泣かないで…？｣

焦って謝るとフルフルと首を横に振る青宗

とりあえず抱きしめて背中をぽんぽん叩いてあげる

｢どーど…泣かない泣かない…｣

5分後

｢ありがと…もう平気…｣