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20話 ページ21

ニコッと笑いながら言う

「この家お前の家だったのか…」

「まぁ正確には゛俺達゛ってのが正しいんだけどね…て、
そんなのはどうでも良くてさっきからそこにいる子達は大寿の妹ちゃんと弟くんな訳?兄貴って言ってたけど…」

チラッと2人の顔を見ながら

「……まぁな…」

「ほへー…じゃあ今は兄弟喧嘩中って訳か!それが分かれば俺が口出す必要はないね
じゃ俺武道送るからこの辺で「ニコ」」

「気おつけて帰れよ?喧嘩はすんじゃねぇぞー?」

「うぐ…うっせ…ほっとけ…ねェ大寿」

「あ?」

「お前が思ってるより東京卍會のみんな…そして゛東京卍會 壱番隊 隊長 花垣 武道゛は…強いよ」

「は?強い?コイツが?」

「ウン…喧嘩は確かに弱いけど…コイツは゛仲間゛のためなら…゛愛する人゛の為なら…゛守りたいもの゛を守るためなら…どんなヤツにだって楯突くしどんだけボコられようが絶対に諦めない
意識が無くなろうが心が負けてねぇから何度だって起き上がる…俺なんか比べ物にならねぇほど強いよ゛この俺が保証する「ニコ」

武道を肩に担ぎ

腰に巻いている傘入れから傘を取り出し

笑いながら言うと

「ハッ、そうかよ…お前がそこまで言うなら強いんだろうな…認めたくねえが」

「ウン。俺が出会ってきた中で2番目に…強いよ…コイツは」

「まぁ、頭の片隅に入れといてやるよ」

そう言いながら家の中に入る大寿

「君たちも解散したらー?アイツ家に入ったし」

「そうだな…じゃあお前ら解散だ!!」

そう、先程俺に突っかかってきた奴が皆に伝える

俺達も帰ろうと歩き始めると

「おい…お前は行くな」

右目付近の所を火傷している青年に話しかけられる

「えー…じゃあ…そこの大寿の弟くんのでっかい子!」

「あ、俺の事?」

「そうそう!武道を頼む!」

「…あぁ、」

武道を弟くんに渡し見送る

「で、?話って何かな」

「………お前がさっき言ってた1番って誰なんだ?」

「…………ん?」

あれ?それだけでおれを帰らせなかったの??

「お前がさっき言ってたやつ…全て当てはまる男を俺は1人だけ知っている…だから確認したいんだ」

そう告げた青年の目には確かな確信があった

この目……どこかで見たことあるような…

「…………分かったよ」

「…!ホントか!」

え?待って何?この可愛い子…

しっぽと耳が見えるんだけど?

「その人の名前は佐野真一郎だよ」

「!やっぱり…アンタも…真一郎君の知り合いだったのか…」

「…ッ…!?」

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肺がないのでエラ呼吸(プロフ) - めっちゃタイプな作品です…()これからも無理せず更新頑張って下さい! (2021年8月19日 14時) (レス) id: 8a5e061185 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください! (2021年8月2日 20時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もね | 作成日時:2021年7月1日 3時

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