｢銀魂｣×｢東リベ｣前世夜兎族の兄貴が転生し不良のトップになったらしい (ページ11)

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10話ページ11

考えても無駄か…

｢所で君はなんであんなに怪我だらけだったの？｣

｢あ〜…明日結構デカい喧嘩があって準備運動として喧嘩ふっかけてきた奴全員ボコして回ってたんだけど
急に首元にビリっとした感覚に襲われて気づいたらお兄さんがいた｣

｢スタンガン…か…まぁ…明日あるその喧嘩には行かないことをオススメするよ｣

｢は？無理｣

｢んー…それは何で？｣

｢やっと俺の夢が叶うんだから｣

｢夢？｣

｢あぁ…俺は…この手で゛マイキーを殺す゛｣

マイキー…？万次郎か？

｢てことは…君は…明日ある゛芭流覇羅VS東卍゛の出場者って事？｣

｢うん｣

｢そっか…万次郎を…｣

｢アイツは…俺の大事な1年を奪いやがった…｣

｢？それはどういう…｣

｢…手当してくれた恩があるし特別にお兄さんに話すよ
あの日…俺達は…｣

1年前

｢はぁはぁ…人数多くねぇか！？｣

目の前には俺達よりかも体がデカいヤツらが何十人もいる

そんな中俺場地マイキードラケンは闘っていた

｢大将首殺ったりぃぃぃぃー！！！！｣

｢！マイキー！！避けろ！！！！｣

｢？…！｣

グサッ

｢っ！一虎！！！｣

バタ

｢はぁ、はぁ…｣

目の前に広がった光景は血だらけの男が倒れている光景だった

｢嘘だろ…救急車呼ばねぇと…｣

｢ダメだ！もうコイツ…息してねぇよ…｣

｢はぁ、はぁ、はぁ…違う…俺は…殺してねぇ…殺す筈がない…｣

｢一虎…ドラケン…マイキーお前達は逃げろ｣

｢何で…！？早くお前らも行くぞ！！｣

｢俺は…一虎と残る｣

｢分かった…行くぞマイキー｣

｢ッ！何でだよ！？離せ！場地！！一虎！！！！｣

｢一虎…｣

｢そうだ…こうなったのは全部…マイキーのせいだ…マイキーを…殺さないと…｣

今に戻り

｢そんな事が…｣

｢あの日…俺は…決めたんだ…マイキーをこの手で殺すと…｣

｢別に…辞めろとかは言わないけど…ホントに君はそれでいいの？｣

｢どういう意味だ？｣

｢話を聞いてる限り…君は…万次郎が大切だったんだよね？だからあの時自分が刺されてしまうかもしれないのに庇った｣

｢！｣

｢そんな…大切な人を…殺してしまって…いいの？｣

｢ッ…｣

｢失ってからじゃ遅いよ？大切な物を壊すのは簡単だけどさ…直すのって難しいでしょ？
ガラスだって殴ったらすぐ割れる…でもはい直してくださいって言われてすぐ直せる？｣

｢無理…｣

｢だよね？それと同じなんだ人間関係も…君が全て失ってから気づきたいなら仕方ないけどさ｣