【H×H】ワケあり女性の数奇な人生

48：カンジョウ×ヲ×カンショウ ページ4

貴「さて、これを見て下さい。
　 試合のビデオです。
　 最初にヒソカが遅れてきたのはなぜだと思いますか？」


ゴ「用事があったから！」


奴に限ってそんなことあるわけ無い！


キ「カストロを怒らせるため･･･？」


そう考えるのが、妥当だよね


貴「キルア君、正解です。
　 生真面目な彼は、気まぐれな彼が気にくわない。
　 そう思っていることを知っていたのでしょうね。
　 では、このときヒソカはどんな試合になると考えていたと思いますか？」


ゴ「えーっと、強い人と戦える楽しい試合？」


貴「はい、その通りです。
　 彼が試合をするのは、才能がある人とだけですから。
　 じゃあ、彼がカストロ選手の念能力が分かったときの心情は？」


キ「自身の勝利の確信と同時に興味を無くした？」


貴「そうです。
　 その次に彼は勝利のためにネタを仕込みました。
　 さて、最初のネタはなんでしょうか？」


ゴ「念！」


キ「腕とトランプを投げること？」


貴「残念、違います。
　 カストロ選手を怒らせることです。
　 腕が元通りになったとき、ヒソカ選手はなぜ彼を挑発しましたか？」


キ「挑発？」


ゴ「分かんないなあ･･･」


貴「見てみましょうか。」


気づくかな･･･


キ「！」


ゴ「あ！
　 カストロ選手の表情変わった！」


キ「おい、ゴン！
　 今俺が言おうと思ってたのに！
　 たぶん、念を使ってると分かったから冷静になったんだろ。」


貴「はい、私もそう思います。
　 では、カストロ選手はなぜ念に気づかなかったのですか？
　 彼も相当腕が良かったはずですし、凝を知らないなどあり得ません。」


これはちょっと難しいかな？
ま、訓練は重要だから

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