【MHA】1-Aの最強ヒーロー。 (ページ3)

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太陽の眩しさに耐えきれず、目を覚ます。

『えっ、もう7時半……？？？』

桜が咲き誇り、新しい風が吹くこの頃、

1人の少女は雄英高校に合格した。

遅刻しそうなはずなのに呑気にパンとコーヒーとイチゴを食べながらダラダラとしていた。

スマホを見ると、中学時代からの友達からリマインダー式になったLINEが来ていた。

『時計みろ？…………電車の時間すぎてるじゃん！！』

急いで新品の制服に身を包み、髪を結ぶ。

『ネクタイってどやって結ぶんだろ？』

考えるのが面倒になり諦めた。

ドアノブを握り、家を出ようとしたところで1件の通知が来ていた。

『あっ、フォークスからだ！』

内容は家の外を見てみろとのことだった。

ガチャッ

フ『相変わらずマイペースですね(笑)』

そこには苦笑いをした友人の顔があった。

『おはよっ！マイペース……それ褒め言葉だよね？』

フ『さあ？というか、時間大丈夫ですか？』

『うん！時間止めるつもりだから！』

得意げに笑ってみせると、フォークスはため息をついて翼を広げた。

『またそんなことに個性を使って……送るから乗って。』

『やったー！！ありがとね、フォークス！』

フォークスの車に乗り、雄英まで送って貰うことになった。

『フォークス飛ばないのぉー？』

フ『仕事じゃないですしね。』

『ふーん。』

意味もない会話を繰り広げていたら、いつの間にか雄英高校に着いていた。

感謝を告げ車を出る。

フ『くれぐれも個性の使いすぎには注意して、初日を楽しんで。』

『はいっ！！じゃ、行ってきます！』

車が走っていくと同時に、校門を見た。

高くて大きい門。まるで、自分が今から乗り越えようとしている壁のようだ。

『ぞくぞくするなぁ……！！』

そういって駆け出した。

雄英に自分が入れた感動が今更襲ってきたのだ。

『絶対、最高のヒーローになってやる！！』

少女の決意はかたかった。