44.お見合いをする人 ページ47
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やられた。
「うん、いい感じだね」
「うんうん、素敵じゃないっ」
休日。
珍しいことに、やたらとドレスコードの決まった食事に行くのだなと思っていた。
確かに雰囲気の良いレストラン。
右に父、左に母が並び、小声で何か言ってくる。
向かいには...
「初めまして、イ・シウンと申します」
『は、初めまして...』
父が以前に渡してきた写真の男性だ。
その両隣に男性のご両親。
あちらもキッチリとドレスコードを決めている。
つまりこれは、お見合いを決行されたということ。
確かに優しそうな雰囲気を漂わせた男性だ。
父と母がいいじゃないかと言うのも頷ける。
「うちのシウンは○○大学を出まして、」
「女性に本当に優しいのですよ〜」
「モデルの仕事も少ししていたんですよ〜！」
S「ちょっと、父さん母さんやめてよ」
自己紹介が終わると、止まらない息子自慢。
シウンさんも強く止めるわけでもないところを見ると、満更でもないようだ。
なるほど...これは、難かも。
チラッと両隣を見ると、父母も顔が引き攣っていた。
「後にうちの会社を継いでもらえればと思っておりましたが、ヤン氏は娘婿も検討していると？」
「ええ、そのことについては今後の会社に関わることなので、良ければ別でお話を」
「あっもちろんですよ！」
父親同士が出ていき、４人だけになった場。
変わらず息子自慢を聞かされ、私たちは疲労を感じていた。
でも、さらに疲労を感じたのは、
「ヤンさん、すみませんが〜、一枚写真をお取りしてもいいですかね？」
「写真？」
「ええ、息子とお嬢様の記念すべき初対面に！」
「あ、はぁ...」
父親たちと私たち二人の4人で写真を撮る。
母は、端で様子を伺っている間も、息子自慢を聞かされているのか、目が笑っていなかった。
「どうもありがとうございました！」
「是非今度二人で食事でも」
『え、ええ、そうですね...』
終始笑顔で、去っていくイ親子。
今回、失敗したのは言うまでもなく、父は私に"すまない"と言って私の肩を抱いた。
この時の写真が、私とジョンハンくんの関係を変えることになるとは、思っていなかった。
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Akubi(プロフ) - やふこさん» お心遣いありがとうございます！(><)本日更新しますので、是非お楽しみくださいませ！！ (2023年3月6日 15時) (
レス) id: b400e762d8 (このIDを非表示/違反報告)
やふこ(プロフ) - Akubiさん» 続きはもちろん気になりますが、お忙しいのだろうし、暖かい日もあれば、また寒くなったり、お体に気をつけて、ご自身のペースで、無理のない程度に書いていただければと思います。いつまでも待ちますからー。 (2023年3月5日 18時) (レス) @page45 id: 76622097b3 (このIDを非表示/違反報告)
Akubi(プロフ) - やふこさん» 初めまして！コメントありがとうございます！社長秘書を読んでくださっていたなんて...！再会できて嬉しいです^^笑 なのに更新が滞ってしまい申し訳ないです...ちゃんと続き書きますのでもう少々お待ちください♪ (2023年3月1日 17時) (レス) id: b400e762d8 (このIDを非表示/違反報告)
やふこ(プロフ) - はじめまして。めちゃくちゃ面白いです。ヒロインの描写がすごく可愛くて、好きな雰囲気だし、物語も読みやすくて大好きです。って、私が大好きで一気に読んでいた社長秘書の作者さんじゃないですか！！そりゃハマるわけだ…もう！どちらのお話も大好きです！！！ (2023年3月1日 15時) (レス) @page44 id: 76622097b3 (このIDを非表示/違反報告)
Akubi(プロフ) - ビーグル犬さん» コメントありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！更新頑張ります！(^^) (2023年1月19日 8時) (レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Akubi | 作成日時：2023年1月17日 13時
