30.カトク一番上の人【JH】 ページ32
.
カトクッ♪
DK「お？」
SG「僕？」
テレビ局に向かう車の中で、マナーモードにするのを忘れていたスマホが、カトクの受信を知らせた。
近くの席で、僕？なんて確認しあうドギョミとスングァニ。
JH「いやいや、ジョンハン」
DK「ああ〜」
開いたカトクのメッセージ一覧。
一番上には、
JH「え」
DK「ん？」
Aさんだった。
DK「ヒョン、な、何かあった？」
何も言わずに固まった俺を見て、不安そうなドギョミ。
声を発しないものの、気になって見つめてくるスングァニ。
二人の顔を交互に見て、少しだけ面白がろうかって考えた。
JH「あー....やばいことになった」
DK「え、どう...」
二人の不安が強くなったのが見て分かって、あまり引っ張らないことにして、スマホを見せる。
JH「Aさんからカトク来た」
DK「えっ？」
SG「え！？」
カトク一つで、何を大袈裟な、と思うけど気持ちは同じ。
傘の弁償を、という変な名目で会う機会ができるんだから、大袈裟にもなるよ。
DK「ヒョン早く返事して！」
SG「Aさん、お仕事だよね？休憩中かな？」
うるさい二人に急かされて、当たり障りのない返事を返す。
DK「うわ！うわ！ドキドキする！」
SG「は〜〜〜ヒョン緊張しないの？！」
JH「エーイ、これくらいでしないよ」
嘘。
本当は結構緊張してる。
でも絶対からかわれそうだから、緊張してないふり。
ヴーッ
マナーモードに切り替えたおかげで、ドギョマ達は気付いてない。
画面を一人で確認する。
"平日の夜か土日のどちらかでお時間頂けますか？"
丁寧な文に少し笑いそうになる。
あんなに気さくに話しかけてきた先輩と同一人物に思えなくて。
でも、社会人なんだなって実感する。
俺たちもいろんなことを学んできたし、いろんな人に会ってきた。
そして、いろんな人たちと別れてもきた。
その中で、再会出来た。
"じゃあ〇日の夜はどうですか？"
"大丈夫です。よろしくお願いします。どこで待ち合わせしましょうか？"
"僕が会社まで迎えに行きます。久しぶりに会えるの楽しみにしてます。"
しばらくして、どう！？って聞いてきたドギョマ達に、会う日を伝えると、それはすぐにメンバーに知れ渡った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 911人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Akubi(プロフ) - やふこさん» お心遣いありがとうございます！(><)本日更新しますので、是非お楽しみくださいませ！！ (2023年3月6日 15時) (
レス) id: b400e762d8 (このIDを非表示/違反報告)
やふこ(プロフ) - Akubiさん» 続きはもちろん気になりますが、お忙しいのだろうし、暖かい日もあれば、また寒くなったり、お体に気をつけて、ご自身のペースで、無理のない程度に書いていただければと思います。いつまでも待ちますからー。 (2023年3月5日 18時) (レス) @page45 id: 76622097b3 (このIDを非表示/違反報告)
Akubi(プロフ) - やふこさん» 初めまして！コメントありがとうございます！社長秘書を読んでくださっていたなんて...！再会できて嬉しいです^^笑 なのに更新が滞ってしまい申し訳ないです...ちゃんと続き書きますのでもう少々お待ちください♪ (2023年3月1日 17時) (レス) id: b400e762d8 (このIDを非表示/違反報告)
やふこ(プロフ) - はじめまして。めちゃくちゃ面白いです。ヒロインの描写がすごく可愛くて、好きな雰囲気だし、物語も読みやすくて大好きです。って、私が大好きで一気に読んでいた社長秘書の作者さんじゃないですか！！そりゃハマるわけだ…もう！どちらのお話も大好きです！！！ (2023年3月1日 15時) (レス) @page44 id: 76622097b3 (このIDを非表示/違反報告)
Akubi(プロフ) - ビーグル犬さん» コメントありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！更新頑張ります！(^^) (2023年1月19日 8時) (レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Akubi | 作成日時：2023年1月17日 13時
