初恋は叶わないなんて信じない【SVT・JH】

11.中性的な綺麗な人 ページ12

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久しぶりに現場に入り、セブンティーンの皆さんに挨拶をした。
数日前に音楽番組で彼らが出演しているのを見て不思議な感覚になった。
撮影前に化粧水とそれぞれのセットでインサートを撮り、個々の撮影に入る13人。

私は邪魔にならないように端へ寄った。






「じゃあ始めていきます！」






現場の監督の声がかかり、順調に撮影が進んでいく。
テレビで見たパフォーマンスの時とは違う彼らの一面。






SC「わ〜〜これ緊張する(笑)」





JS「これ手の方がいいですか？」





JN「ああ、こっちか！」





HS「勢い良すぎて目に入った…！」





WN「ふっ、いや、大丈夫です(笑)」





WZ「いつも通りやったよ(笑)」





MH「持ち歩き用欲しいです」





MG「あ〜なんか恥ずかしい！」





DK「え？笑顔過ぎます？笑」





SG「これ、化粧水だけですか？クリームはありますか？」





VN「わお」





DN「もうちょっとこうした方がいいのかな…」







各々撮った後の一言が可愛かったり、撮る前にちゃんと確認したり、撮ったのを確認して改善したり、一発OKにしたり。
ポテンシャルの高い人達なんだと思う。
ただ、その中でも、私が目を奪われたのは、






JH「…髪、まとめなくて平気ですか？」






ジョンハンさんだ。
髪が長くて、中性的な顔立ちだからか、女の私より綺麗に見える。

ただ、化粧水をつけて、髪をかき上げるだけなのに、その綺麗さに目が釘付けになる。
少し嫉妬してしまいそうなくらいに。






「はい！じゃあ次のセットで撮りますね！」






次へと進む監督の声に、ハッと我に帰る私。
ジョンハンさんを見つめてたなんて知られたら、何言われるか分からない。
頭を切り替えようと、次のセットへ少し近付いた。






合間にジョシュアさんが、ジョンハンさんに何か言ってたのは、全く気付いていなかった。





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