13.食事【JM】 ページ13
.
JK「ジミニヒョン、本当に行くんですか？」
JM「うん。大丈夫。ほらこれならバレないでしょ」
心配そうに僕をみるジョングギ。
鏡の前の僕は、黒の長袖Tシャツに黒のパンツ。
黒いキャップを深く被ってマスクを着ける。
JK「ヒョン、返って怪しいですよ(笑)」
JM「大丈夫！笑 じゃあね！」
僕が家を出ると、ジョングギは、はーい、って言った後、すぐに玄関の鍵を閉めた。
あーほんと、そういうとこあるよね(笑)
最近、AがVライブで高校の先輩後輩と明かしてくれたことで、インタビューとかでAとのことを聞かれることが増えた。
テヒョンアは何も答えないから、僕に話が振られる。
やっと少しだけ、Aに近づいてもいいような気がして、今日のご飯に誘ってみた。
もちろん名目は、高音での歌い方について。笑
「先輩、遅かったですね」
JM「ごめんごめん、僕の服装に、ジョングギがずっとそれはバレる！それはバレないかも！って言ってきてさ(笑)」
Aが予約してくれたお店は、メンバーでよく使うお店らしく、奥の個室に案内された。
対面に座ってAを見る。
不思議な感じだな。
あのAと、二人でご飯を食べるなんて、
高校の時は考えられなかったよ。
「ジミン先輩、何食べますか？」
JM「適当に頼んでいいよ。勝手に食べるから」
「分かりました。文句なしですよ」
JM「笑」
高校生の時より髪が伸びて、女性らしくなったA。
ただ、メイクをしてこなかったところがAらしい。
普通はさ、男の先輩と二人でご飯って、
メイクとか少しはするもんなんじゃないの？笑
「？ 何で笑ってるんですか？」
JM「いや、Aらしいなあって思って(笑)」
理由が分からなそうなAは、首を傾げた後、
ちょうど来た店員さんに、料理を注文してくれた。
JM「ジアンさん達と仲良さそうで良かったよ」
「二人は練習生の時から良くしてくれましたし、二人とデビュー出来て嬉しかったです」
JM「でも言った通りでしょ？」
「？」
JM「Aはセンターになるよって、高校生の時話したじゃん？」
「あ、そんなことありましたね」
JM「ふふふ、予言者になった気分だよ〜」
「ジミン予言者、いつ料理が来るか予言してください」
JM「えっ、うーむ…もうすぐ、来るであろう…ふっ何これ(笑)」
僕がふざけると、本当にベストタイミングで前菜が出てきた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 743人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Akubi | 作成日時：2022年6月30日 17時
