100.【M】 ページ4
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お昼休憩で会ったAは、目が腫れていて、いつもよりなんだか幼く見える。
あの日、キム・テヒョンに家を出るように言われたAが、一人で家で泣いていたのを考えると、彼女の中でキム・テヒョンがどんな存在になっていたのか。
それがよく分かる。
「…」
M「…」
頼んだアイスレモンティーのレモンをストローで突きながら、Aを見る。
どうにか泣かないように、少しだけ顔を歪ませて、店中を見渡していた。
M「A…、彼のこと…」
「ミリ。さっきも言ったけど、元に戻っただけだよ」
M「そうかもしれないけど…、気持ちは元に戻らないでしょ」
「…」
きっとA自身も、分かってる。
一緒にいる間に、芽生えた感情が何か。
そしてそれがどんなに大きくなってるか。
「そのうち、元に戻るよ…」
彼女はいつもそう。
人の気持ちはすんなり受け入れるのに、自分の気持ちは素直に打ち明けない。
M「…言えばいいのに」
「…言えないよ」
M「何言ってるの！あんたが言ったらキム・テヒョンなんかすぐに戻ってくるって！」
「ふふ、テヒョンさんが選んだことだし、あの優しいテヒョンさんがそう言ったからには、本気だと思うの」
だから言っても戻ってこない気がするな、と苦笑いするA。
確かに、誘いを断らないで有名だったキム・テヒョン。
イ・ソナに告白されて断らずに付き合った可能性もある。
でも、Aと出会ってからは少なからず断ってきたはずじゃ…
M「だから言わないの？」
「…うん。今更って思うでしょ(笑」
頑なに"好き"という感情を、押し殺す。
それがどれほど辛いか。
どれほど大変か。
それでも、イ・ソナの長い片想いが実ったことと、キム・テヒョンの選択を尊重するA。
「ごめんミリ、先戻るね」
M「あ、分かった。片しとくから行っていいよ」
「ありがとう」
秘書室でキム・テヒョンを見て、泣いたAを見た時は、Aが変わったように感じてた。
キム・テヒョンには素直なのかなって。
キム・テヒョンが、そう引き出してくれてるのかなって。
だから、ちょっと応援してた。
M「…あーもう、なんなのよ。」
何故だか、今までみたいに、過去の男を悪く言うことが、キム・テヒョンには出来なかった。
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Akubi(プロフ) - riyaさん» 末永くテテにいてもらいましょう♡笑 (2022年6月25日 15時) (
レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 私もテテがいないとだめなんですLᵒᵛᵉᵧₒᵤ♡♡(ू•‧̫•ू⑅)❤⃛*✲ﾟ*｡ (2022年6月24日 20時) (レス) @page36 id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
Akubi(プロフ) - MARIさん» コメントありがとうございます！是非ニヤニヤしてください！笑 まだいくつか更新する予定ですので、お楽しみに♡ (2022年6月23日 23時) (レス) @page34 id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - くっついた2人が可愛い過ぎてニヤニヤ止まりませんーー！！🤣❤️仲良しな2人がまだまだ見たいです！ (2022年6月23日 22時) (レス) @page34 id: caff7cd23b (このIDを非表示/違反報告)
Akubi(プロフ) - ワカさん» コメントありがとうございます！飛びついていただけてたなんて…！笑 今後甘いテヒョンさん投下していきますね！笑 (2022年6月21日 20時) (レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Akubi | 作成日時：2022年6月7日 10時
