社長秘書【TH】

9.【TH】 ページ9

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今日は人事部のハリンちゃんとランチに出る。
こうして女の子と食べに出ることは少なくない。




HR「テヒョンさん何か食べたいものありますか？」

TH「うーん、ハリンちゃんは？」

HR「私はテヒョンさんとだったら何でもいいですよ！」

TH「うーーん」





そう言ってくれる子は多くて、みんないい子なんだなあって思う。
でも決められなくて、結局、





TH「ハンバーガー好き？」

HR「ハンバーガーですか？」

TH「うん」

HR「まあ、はい、、、」

TH「じゃあこっちこっち」





大好きなハンバーガーを提案すると、イマイチな反応。

そういえば、この前ジミナに怒られたっけ。
"女の子の気持ちが分からないのかお前は！狂ってるのか！？"って(笑)

でも、何でもいいって言うから。





TH「これ、ください」

HR「私は...これで」





店員さんにメニューを伝えて、待っている間。
店内の賑やかな雰囲気を楽しんで見ていると、





HR「テヒョンさん本当にハンバーガー好きなんですね」

TH「うん、美味しいよね」

HR「はい...でも、他にもいろんな素敵なお店とか知ってそうですよね！」

TH「ぁあ〜そういうのはジンヒョンのが知ってると思うなあ」

HR「そ、そうなんですか...」





うーん、難しいよジミナ。





HR「あの、テヒョンさんは、今彼女とかいないんですか？」

TH「うん、いないよ」

HR「そうなんですか？好きな人も？」

TH「うん、いないの」

HR「どんな人が好きなんですか？」

TH「うーん、あんまり考えたことないかも」

HR「外見も特にないですか？」

TH「うん、綺麗な人だなあとか思っても一目惚れとかはないからよく分かんない」

HR「そうですか...でも、テヒョンさんみたいなカッコいい人なら彼女いるかなって思ってました」






運ばれてきたハンバーガーを食べながら、ハリンちゃんを見る。
一生懸命話をしてて、表情がコロコロ変わってカワイイなあと思いながら。
顔を赤くしたり、俯いたり、こっちの様子を伺ったり、女の子ってこんなに表情豊かなんだなあ。





HR「何か、顔についてますか？///」

TH「あ、いや、カワイイなあと思って」

HR「えっ///そんなことないですよお///テヒョンさんに言われると恥ずかしい///」

♪〜

TH「あ、ちょっと待ってて」





テーブルを立ち、取引先からの電話に出た。
その間に、お会計を済ましてテーブルに戻る。




TH「ごめんね」

HR「いえ！」




じゃあ、と二人で会社に戻った。

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