12.ヒョンシク ページ13
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HI「ねえ、」
HN「ん」
HI「A今日怒ってる？」
HN「俺も思ってた」
翌日、Aは表彰パーティーの準備を始めていた。
いつになく、真顔で淡々と仕事をこなしていく。
その様子を見て、ヘインとヒョンシクは、声を掛けにくそうにしていた。
「…はあ」
時折聞こえる溜息に、ヒョンシクが痺れを切らす。
HN「おい、その溜息、あいつの事だろ？」
HI「あいつって？あいつの事？」
「そうだけど、そうじゃなくて、」
HN.HI「？」
Aは手を止めたが、中々話さない。
HN「何があったか知らないけど、今更言いにくい事でもあるのか？」
「...指輪にこだわってる女って重い？」
HN「重い」バシッ
HN「いった！」
HI「ヒョンシク、女心分かんないの？」
ヒョンシクの肩を叩いたヘインは、叩いた手をヒラヒラとさせながら、珍しくヒョンシクに対して呆れた顔を見せた。
「そっか、そうだよね、気にしすぎか...」
HN「指輪だけで判断するなら別れれば？」
HI「ヒョンシク」
HN「秘書のお前が、他社の奴と付き合ってるのもどうかと思うし。まだ好きなのも俺は理解できない」
「っ彼は...」
HN「会社や社長に迷惑だけはかけるなよ」
HI「ヒョンシク！！」
真顔で淡々と告げて秘書室を去るヒョンシク。
Aとヘインは、ヒョンシクの後ろ姿を見送るしかなかった。
HI「あーほんと、ヒョンシクって救えない」
「...」
HI「あんな言い方してるけど、Aのことを心配してるんだよ」
「大丈夫、ヒョンシクの言ってることは間違ってないし、その通りだと思うから。」
ヘインは、もどかしい気持ちを抑えながら、ヒョンシクが出ていった扉の方を見る。
素直になれないヒョンシクと、鈍感なA。
人知れず心の中で、Aの交際相手へ悪態をついた。
HI「(頼むからもう別れてくれよ！)」
「ごめんなさい、気を遣わせて。ヒョンシクには私から話してくる」
HI「分かった。まぁ何にもなかったように戻ってくると思うよ」
「でもそれに甘えてたらいつか本当に、もう知らない！って怒られそうだから(笑)」
笑って頷くヘインと、Aは、改めて、1ヶ月後に迫っている表彰パーティーの準備に取り掛かった。
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Akubi(プロフ) - riyaさん» ずっと見ていただいてありがとうございます！カッコいいテテを目指してみました（笑）かっこいいテテもかわいいテテも書いていけたらと(^^) (2022年1月22日 18時) (
レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - テテカッコいいー (2022年1月22日 7時) (レス) @page42 id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
Akubi(プロフ) - riyaさん» 初めまして。コメントありがとうございます。長くてすいません、、（笑）最後までお付き合い頂ければと思います(^^)！ (2021年8月4日 1時) (レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 初めまして テヒョンと幸せになれますように (2021年8月3日 7時) (レス) id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Akubi | 作成日時：2021年4月21日 2時
