Serendipity【TH】

7【TH】 ページ8

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この前ヒョンに確認した音楽番組の収録の日当日。
いつもと、変わらない収録。

ただ、出演者の中にある、"スペシャルゲスト"。






SG「なんだこれ？誰だ？」


JH「う〜〜ん、とんでもないレジェンドだったりして！」


RM「出るか？」






ヒョン達もわからないみたい。
俺も考えるのをやめて、飲み物を買いに行こうと楽屋を出る。






TH「今日は〜〜、コーラかな」






自販機の前で悩んでいると、後ろを行ったり来たりする人がいた。
なんだろ。
飲み物買いたいのかも。






TH「…」






ズレてみたものの、別にそうではないらしい。
その人は、何か探してるようだった。






TH「あの、」


『はいっ！』






驚かせてしまったみたいだ。
びっくりした顔で見てくる。
キャップを被っていたが、整った顔立ちなのはわかった。







TH「探し物ですか？」


『あ、楽屋を探してまして、、、』


TH「誰のですか？」


『スペシャルゲストって書かれてるそうなんですが、今日初めてで分からなくて、、、』







ああ、スタッフさんか。

ん？でもなんか、見たことあるような、聞いたことあるような…






TH「僕達どこかで会ってませんか？他のスタジオとか...？」


『いえ、本当に今日初めてで...』


TH「そうですか...うーん...」






まじまじと顔を見る。
ナチュラルなのにはっきりとしている目鼻立ち。
程よく厚みのある色形の綺麗な唇。
黒いロングヘアが、色白さを際立たせている。

言ってしまえば、綺麗。

見たら忘れない気がする。







『？』


TH「！！」





思い出した！






TH「公園の人だ！！！！」






彼女が首を傾げた瞬間に、思い出した！
そうだこの感じに声！！






『ああっ、あの時の！』


TH「うわあ、覚えててくれたんだね！」


『こちらこそ、覚えて下さっててありがとうございます(ニコッ』





わっ笑った！
可愛い！





TH「ここのスタッフさんだと思わなかった！」


『あ、えっと……はい！』


TH「こんな可愛いんだから、スタッフさんじゃもったいないね！」


「ちょっとテヒョンア〜？」


TH「んあ？ジミナ」


JM「何スタッフさんにナンパしてるの(笑)」







廊下の向こうから、同い年のメンバー・ジミンとジョングガがやってきた。






TH「違うって〜、この前たまたま会ったんだって！」


JM「そうなの？」


TH「すっごい歌上手なんだよ！」


「あ〜！こんなとこいた！」





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