Serendipity【TH】

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打ち合わせも終わり、オンニは事務所からの電話に出て、私は一人楽屋に残された。
何もすることないし、準備を始めようと衣装を手に取ると、




コンコンッ


『？ はーい』





ガチャッと扉が開き、そこにいたのは





TH「いひひっ来ちゃった！今日よろしくね！！」




髪色が暗めの茶色になった、Vさんだった。
一人で来たのかな？





『Vさん一人ですか？』


TH「あっ、テヒョンって呼んで！キム・テヒョンが本名だから！」


『テヒョン、さん』


TH「んー...まぁまだいっか！この前ファンって言ったのは本当で、本当に毎日聴いてるんだよ」


『そうなんですか？ありがとうございます！』






直接言ってもらえるのが嬉しくて、思わず顔が緩んでしまう。
テヒョンさんもニコニコしてる。






『テヒョンさん髪色暗くしたんですね』


TH「そうなんだけど、似合わない？」


『んーん！似合ってます！少し大人っぽい雰囲気になっててかっこよかったからビックリしました！』



TH「本当っ？わあ〜本当に嬉しいっ」


『うんうんっ』


TH「Aちゃんも相変わらずかわいい！」


『えっあ、ありがとうございます///』





二人して褒め合って、なんか変な感じ…。

コンコンッ

今度は誰だろ？






TH「は〜い」


RM「失礼しま、ってなんでお前がいるんだよ！」


JN「お前途中からいなくなったと思ったら…！」


JH「お〜本当おまえ凄いよ！(爆笑」





防弾少年団の皆様勢揃い…！





『みなさんどうしたんですか？』


RM「この前ご挨拶に来てくださったので、今回は僕たちからと思って」


『ええっ私から行きますよっ』


JM「いいんですいいんです！テヒョンアが来たがってたから。笑」


RM「じゃあみんな！2、3！」


BTS「バンタン！アンニョンハセヨ！バンタンソニョンダンイムニダ！」





揃った動きと声に、グループというものを感じる。
テヒョンさんもちゃんと揃ってて、世界的なアイドルグループがわざわざ来て挨拶してくれることに感動してしまった。

そこから一人一人自己紹介をしてくれる丁寧さ。






『Aです、お願いします(ニコッ』


TH「今日のステージ見ててね！」


『もちろん楽しみにしてますね』


ガチャッ


M「A〜そろそろ、」


BTS「あ」





オンニと鉢合わせた彼らは、テヒョンさんの腕を掴んだ。





JH「じゃあ、僕たちはこの辺で〜」


JM「失礼しましたー！」





みんなは、足早に楽屋を出て行った。



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