【ブルーロック】冴くんのにゃんこ。２【糸師冴】

thistle ページ6

☆はじめに


猫ちゃんは、長毛種の子以外はトリミングが要らないそうです。


短毛種の猫ちゃんをイメージしている方はその辺りのご理解お願い致します。


＊＊＊


また別の日。


冴くんの膝の上でブラッシングをしてもらう。


ルナちゃんは寝ているみたい。寝る子は育つぞー。(お前は誰なん⁇)


「お前結構毛伸びたな。」


くるん、と指に私の毛をまく冴くん。


確かに、転生してすぐのころはほんとにまだ子猫！って感じだったからなぁ。


「……切ってみるか。」


そう言って、立ち上がった冴くん。


『にゃー。』


そうだね、と相槌を打つ。


爪切りの時も普通にうまくいったし、毛でも大丈夫だよね。


洗面台まで運ばれる。


「そういや猫の毛切るのって……バリカン使うのか？」


……なんか雲行きが怪しくなってきた。


「いや、ハサミでもいけるか。」


ちょ、冴さん、それはやばいんでないの？？？



数分後……




がったがったの毛並みに、私が抵抗したせいで毛が散らばりまくっている洗面台。


そして、冴くんの一言。



「よし、トリミング行くか」


＊＊＊

「えっと……これはどうしちゃったんですか？」


私を指さして、おそるおそる聞くトリマーさん。


ごめんなさいね、この人のせいなんです。


そう言うように、冴くんの方を向くと、


「こいつが暴れるからこうなりました」


しら〜っとそう答える冴くん。


いやそれは冴くんのせいだからね!!


抵抗しないと多分私皮膚まで切られそうだったから!!


＊＊＊
thistle→アザミ。花言葉は「触れないで」。

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