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scarlet sage ページ30

朝。


凛ちゃんのお腹の上から降りると、ふぁぁ、とあくびする。


あれ、キッチンに電気ついてる。


キッチンに向かってとことこ歩くと、誰かが立っている。


「Aか、おはよ。」


冴くんだった。


いつの間にか帰ってきてたんだ。


おかえり、とおはよう、の気持ちを込めてにゃあ、と鳴く。


足元に頭を擦り付ければ、ふ、と少しの笑いと「くすぐってぇ」と一言。


「え、兄ちゃん、」


今起きたばかりなのだろう、寝癖の残る頭の凛ちゃんが冴くんを見て驚く。


「昨日の夜に帰ってきた。Aの面倒見てくれてありがとな。」


うわ、これは凛ちゃん喜んじゃうよ、とにやにやして凛ちゃんを見る。


予想通り、ぱぁぁ……と表情を明るくさせている凛ちゃん。


「朝飯、一緒に食ってくか?」


「うん!!」


え??あの糸師凛がうんって言った??


……とうとい。


そして冴くんは凛ちゃんの分まで朝ごはん作ったってこと?


……とうとい。(2回目)


「皿持ってけ。」


「わ、分かった!」


あ、何か凛ちゃん鼻歌歌ってる。可愛いやつ。


「あ、Aのやつもやっといて」


冴くんがそう頼むと、凛ちゃんが私のお皿にザーッと勢いよくカリカリを入れる。


ちょ……凛さん、それは多くね??


みゃ、と凛ちゃんの足に手を置いて抵抗するも、今の頭お花畑な凛ちゃんには伝わらない。


結局、山盛りになったキャットフードをもさもさと食べながら、一緒に朝食を食べる尊い糸師兄弟を見守ったのでした。

***
scarlet sage→サルビア。花言葉は「家族愛」。


1話更新になりそうです……💧

beardtongue→←morning glory



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雨霧(プロフ) - はむ太郎さん» うわぁぁぁぁ!!!!本当もう大好きですありがとうございます!!ドヤ顔のネス君とカイザーと潔君がバチバチしてる図と呆れた冴くんの顔が想像できました!!本当に覚えていてくださってありがとうございました…✨幾らでも待ってるので、無理はしないで下さいね! (2023年4月1日 1時) (レス) id: 519601a9c7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 待ってました‼︎おかえりなさいってなんか変ですがおかえりなさい‼︎これからも楽しみにしてます! (2023年3月31日 23時) (レス) @page26 id: cffccecc6a (このIDを非表示/違反報告)
はむ太郎(プロフ) - 雨霧さん» ごめんなさい本当にめちゃめちゃお待たせしました……💦もう忘れていらっしゃるかもしれませんがよろしければ読んでください🙇リクエストありがとうございました。 (2023年3月31日 21時) (レス) id: f32f8d2d93 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - いつまでも待ってますよ!! 落ち着いたらで全然大丈夫です! 体調が良いときに楽しく小説を書くのが一番ですから!! (2023年3月31日 12時) (レス) @page25 id: 341e3469a0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつまでも待ちます!私が占ツクをやっている限り! (2023年3月29日 22時) (レス) @page25 id: 565b44c813 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はむ太郎 | 作成日時:2023年3月2日 19時

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