【ブルーロック】冴くんのにゃんこ。２【糸師冴】

japanese spiraea ページ19

※時間軸としては前々話「feverfew」の続きです。


玲王くんはしばらく私のことを撫でていたけれど、試合で疲れたんだね、いつの間にか目が閉じている。


そしてその寝顔を眺める。


ゆら、と動いているすみれ色の髪の毛。


どっかの誰かさんみたいに「どこのトリートメントを使っている？」ってやりたい。


今私猫だからできんけど。


髪綺麗なキャラって千切くんと蟻生くんしか漫画内では触れられてないけど、玲王くんも結べるぐらいなんだからさらさらだよね。


それを知っているのはまぁ、飼い猫の特権ですね。どやぁ。


……っていうか、私飼い猫なんだからお風呂場行ってみればトリートメント見て来れるじゃん。


でも水が怖いな(本末転倒)。


改めて思うと、玲王くんが寝てるとこ初めて見たかも。


なんだか幼く見える。リラックスして寝てくれてる、って意味では良いことだ。


そして、顔もいいのでオタクの私にとってもいいことです。


寝てしまったせいで私を撫でた時からそのまま置かれた手。


温かくて、でも、動いたらそれは簡単に私から落ちて行ってしまう。


今は、まだ私もここにいて、このあったかさに浸っていたい。


それで、目が覚めたら、またこの手で撫でてもらうんだ。


そう考えながら、私も、眠りに落ちていく。


＊＊＊
japanese spiraea→シモツケ。花言葉は「はかなさ」。


リクエストありがとうございました！

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