【ブルーロック】冴くんのにゃんこ。２【糸師冴】

bougainvillea ページ16

とある日の夜。


「ただいま！」


あ、玲王くん帰ってきた！


確か今日は試合だって朝言ってたよね、お疲れ様です。


玄関まで行って、お出迎え。


「A、元気してたか？ん〜ほんとお前可愛いな。」


玲王くんはしゃがむと、わしゃわしゃ、と私のあごに両手を添えて撫でてくる。


デレデレオだね、最初のころは泡吹いて倒れかけましたけども今では癒しの時間です。


「おじゃましまーす。あ、レオが言ってた猫ってこの子？」


玲王くんのうしろからひょこ、っと顔を出した、めっちゃ身長の高い人。


猫からしたら誰でも高身長なんだけどね。


ふわふわの白い髪、グレーの眠たげな瞳、そしてこの整いすぎてる顔……。


凪くんだ!!!


玲王くん家まで遊びに来たの？？尊すぎるよ……。


「なんかふらふらしてないこの子？猫ってこんなもん？」


「いや、違うと思う……大丈夫かA？」


＊＊＊


「じゃあ、勝利を記念して！」


乾杯！と玲王くんが言って、カチン、と音をたててぶつけられるグラス。


今日は試合に勝ったから玲王くんの家で二人でパーティーなんだって。幸せそうで何よりです。


「それにしても、Aのために家でパーティーにするって、そーとー可愛がってんだね。いいな、俺も猫に産まれてのんびりライフしたい。」


「A可愛いだろ??」


……なんか会話かみ合ってないのでは？


というか凪くんのんびりライフって言ったけど、こっちはあなたのせいで尊死しかけたんですからね。


全然のんびりしてないです。


「ねーレオ、俺この子に睨まれてる気がする。」


「気のせいだろ。でも睨んだ顔も可愛いくね？」


＊＊＊
bougainvillea→ブーゲンビリア。花言葉は「あなたしか見えない」。


リクエストありがとうございました!!!


今日は一話更新かもです。つまり明日玲王くんデー。


※今回の話よりリクエストしていただいた方に報告コメントします！！

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