【ブルーロック】冴くんのにゃんこ。２【糸師冴】

great burnet ページ2

とある日。


いつも通り練習から帰ってきた冴くんをお出迎えする。


ところが、冴くんは


「もっかい外出てくる。待ってろよ。」


と言って荷物をおろすと、家を出て行ってしまった。


何か忘れてきたのかな？


この時の私は、まだこのくらいにしか思ってなかったんだ……。


＊＊＊


「ただいま。」


冴くんは一時間後くらいに帰ってきた。


手に持たれているのは……ケージ？


『……にゃ……⁉』


動物病院に連れていかれるのかと思い身構えたが、ケージががさ、と音を立てる。



だれかいるのか？


「ついたぞ。」


ケージの中にむかって冴くんが声をかける。


みー、とか細い声が聞こえる。


子猫だ！


早速冴くんは私のケージの横に持っていたケージを置くと、扉をあける。


中にいたのは、ラグドールの子猫。可愛い。


私より年下だな。


「同じチームのやつがケガして、１か月くらい預かってほしいって話だったから、仲良くしてやれよ。」


つまり、一緒に暮らすというわけですか！！！


嬉しくて冴くんの周りをぐるぐる回る。


「嬉しそうだな、よかった。」


私の頭を撫でて、ほっとしたように言う。


未だこの時の私は、これからはじまる大変な日々を知る由もない。


＊＊＊
great burnet→ワレモコウ。花言葉は「変化」。

更新時間開いちゃってごめんなさい。テスト近いので……(なのに休止はしないおバカ)

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