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10年後ーーー


信「もう限界だ!こんな家 出て行ってやる!」
漂「まだ早い。二人だけで食っていけるほど
俺達には生活力がない」
信「じゃあ盗賊になってやる!」
漂「馬鹿か お前」

俺に「手伝え」と言って仕事をする漂を眺めながらふと思い出した。
10年前俺たちと一緒に大将軍を夢見て鍛えていた彼女を。


信「漂、覚えてるか?昔一緒に剣を振るってた女」
漂「あぁ、咲来だろ」
信「急にいなくなったけど、死んでねーよな?」
漂「後宮に行ったって噂だ。あいつは元々俺たち
と違ったからな。
噂通りなら生きているだろう」

その日俺たちは、女でありながら身軽に剣を操る彼女の思い出話をしながら眠りについた。

咲来、俺たちはまだ諦めてないぞ。俺たちは天下の大将軍になる!



翌日ー

バババ!
漂「あ、鳥だ」
信「誰が引っかかるかよ!」

信「待て!誰かくる!」
漂「お前こそ芸がない!」
バシッ!

漂「っしぁ!これで334勝332敗587引き分けだ!
2差着いたのは1年ぶりだな!
…あら?!」

ふと視線を感じて振り返れば明らかに位の高い人がいた。

信「何見てんだよ オッサン!あ?」
漂「ばか!やめろ!かなり位の高い士族だぞ」
信「オッサンのせいで負けちまったじゃねーか!」
漂「信!」

?「お前たちどこで剣を習った?」
信「あ?誰にも習っちゃいねーよ」
?「…邪魔して悪かった。」


それだけ言うと士族であろう人は帰っていった。



壁「どうされましたか?」
昌「暗雲を切り開く出会いになるやも知れぬぞ」

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作者名:セナ | 作成日時:2019年6月27日 0時

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