嫌いの裏には好きがある。 ver.２＊ うらさか

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それでも、神様に祈るばかりじゃ解決出来ないこともあることを知っている。
このことを誰かに伝えたいのだけれど、
肝心な伝える人、がいないのだ。

このことを相談できるくらい親しい人は、会社の中くらいしかいない。
浦島坂田船はグルだと考えたら会社にすらいない。




───── うーん。




｢ どうしよう…… ｣



10分ぐらい、唸って考えついたのは一人。





｢ 相川さん …… ｣



考えてみれば、相川さんからこの間言われたことは……あのときは冗談だと思って気にしていなかったのだけれど今となったら…正論だ。

だとしたら、それしかない。
なるべく早く……対処法を教えて欲しい！




｢うん、よしっ、よし！｣



相川さんなら、的確なアドバイスをくれるはず。
そしてあの笑顔で、私を癒してくれるはず。

今日はあのお店に行けば会えるかな……？

私は、仕事が終わったらあのお店に行く事にした。






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side switch...








影でその様子を見ていた浦氏と坂氏。






『う、うーん……』


坂 ｢なんか考え込んでる｣
浦 ｢俺たちのことかな？｣
坂 ｢僕達があんな顔にしてるってこと!? それって僕達がしてるのは最低な行為じゃん！｣

浦 ｢……よし、自害しよう｣
坂 ｢Aに悲しい思いをさせた。うん、自害がいい｣




『うん、よしっ、よし！』





浦坂 ｢ !?!? ｣



突然表情が変わった、だと……!?




浦 ｢本当に、何考えてるんだろう｣
坂 ｢きっと何かを閃いたんだね｣
浦 ｢ なにそれ、可愛すぎるでしょ…… ｣




とりあえず、
Aが嬉しそうな顔をしていたから。
それだけで、満足だ。




島船 ｢いやキモい、ストーカーかよ｣




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