5話 ページ8
『私が8歳の頃でした。ある事件がきっかけでそこから10年間ずっと、、、』ブルブル
『そのある、事件とは、誘拐事件です。』
下野「、、、!それってまさか?!」
『そうです。魔力を持つ者だけをさらう誘拐事件』
下野「、、、」
『私は、当時自分の力をコントロールすることができていませんでした。さらわれてからは、殴られたり、傷をつけられたり、、、私を売ろうとする人がいたり、、、。それを、、、(泣)、ずっと、、、(泣)。』ブルブル
紘くんは、泣いている私をそっと抱き寄せた。
下野「ありがとう喋ってくれて。」
『、、、う(泣)』ブルブル
下野「Aちゃん。、、、顔上げて。」
私は、そっと泣き顔のままゆっくりと顔をあげた
下野「この先、どんなことがあろうと。俺は、君を守る。守り続ける。」
私は、その言葉を聞いた途端震えが止まった。私の中で何かが芽生えたような気がした。
『ありがとうございます、、、』
下野「うん!」ニコ
下野「Aちゃん!気分転換にさ、俺の庭に行かない?」
『庭ですか?』
下野「うん!あと、俺の秘密の場所に案内するよ!」
『え?あ、うん!』
私は、紘くんに連れられて庭に来た。
『キレイ〜♡』
下野「気に入った?」
そこには、バラの花がそこら中に広がった庭だった。
『うん!』ニコ
下野「、、、!////」
『どうしたの?』
下野「ベ、別に?!な、なんでもないよ、、、//」
『、、、ふふ(笑)』
下野「やっぱり、Aちゃんは笑った方がステキだよ!!」ニコ
『ありがとう』
下野「それでは、Aちゃんに俺の秘密の場所教えてあげる」
私は、紘くんに連れていかれて、秘密の場所だと言われた場所に連れていかれた。その場所は、庭の端の方にあり、そこには、扉をがあった。(小さい扉)その扉を開けると、そこに広がっていたのは、壁も天井もバラの花が広がっていた。真ん中には、ブランコがぶら下がっている。
下野「気に入った?」
『うん!とてもステキだよ!』
下野「それは良かった!ここは、俺の1番のお気に入りの場所なんだ!」
『へ〜!』
下野「Aちゃん。ここ座って」ニコ
『う、うん、、、』
下野「いい?」
『うん』
そう言ってブランコを動かした紘くん。ふと、私は、疑問に思った。
『あの、紘くん、、、』
下野「な〜に?」
『1つ聞いてもいいかな?』
下野「何を?」
『魔力のこと』
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作者名:Mizuki | 作成日時:2020年1月22日 16時