10話 ページ13
『フーー(吸)ハーー(吐く)、【我に使えしものよ我に従い魔法陣に戻りたまえ】』
フェニックス｢、、、！何？！｣
下野｢、、、！｣
フェニックスが強制的に魔法陣に戻っていった。
フェニックス｢くそー、もう少しであのお方にあいつの魂をｰｰｰｰｰ､、、、｣
『フーー、た、たすかったｰｰｰｰｰ､』
ﾊﾞﾀﾝ
『ひ、紘くん！』
下野｢Aちゃ、、、、ん(苦)｣
『酷い怪我今、治してあげるから待って』
下野｢無理だよ、今すぐには、この怪我は治らない。｣
『【我に眠りし力よ。その力で傷を治した前】』
下野｢、、、！｣
Aちゃんの心臓からだんだんと光が全身にまわっているのを見た。そうしたらAちゃんは、俺の傷に手を当てた。
下野｢、、、く(苦)！｣
『紘くん。頑張って！』
しばらくすると、俺の傷は、治り始めてフェニックスにやられた怪我が全て治った。俺でも、治癒の力4日かかる傷をAちゃんは、一瞬で治した。
下野｢Aちゃん？｣
『紘くん、もう大丈夫？』
下野｢もう大丈夫だよありがとう。でもすごいねAちゃん。｣
『え、、、、』
下野｢俺の治癒の力でも4日かかる怪我をあっという間に治すんだもん。ねぇ、Aちゃん俺、Aちゃんに治癒の力を教えていなかったのによくわかったね｣
『それは、夢で見た呪文をそのまま唱えただけですよ』
下野｢夢？｣
『はい、私は、小さい頃からずっと同じ夢を見ているんです。その中で治癒の力を使っていたのを思い出して使ってみたんです。』
下野｢そーなんだ。俺、思っていたんだけどさぁ｣
『、、、？』
下野｢Aちゃんって、この世で最強の魔力を持つ人間だと思う｣
『え、、、、』
下野｢ん？だって、さっきのフェニックスってやつはね。最強の魔力を持つ者にしか使えない使い魔なんだよ。それに、フェニックスは、最強の魔力を持つ者の中でももっとも強いと呼ばれた魔女Msクレイジー。その魔女にしか使えなかったやつなんだ。｣
『そうなんだ。』
下野｢今回Aちゃんに使えているってことは、Msクレイジーの魂がAちゃんの体の中にあるってことだと思う。Aちゃんさぁ、体の中に何かいるような違和感を感じたことなーい？｣
『あ、ありました。先程紘くんと休憩して訓練所に行こうとした時に』
下野｢それだよ！きっとフェニックスは、それに反応して来たんだ！｣
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作者名：Mizuki | 作成日時：2020年1月22日 16時
