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「え……」
まってまって、今すごい元カレに似てる人がモニターに映ったんだけど……
まさかね……？
美弥「どうしたの？」
「なんでもない……」
似てるだけだよね、そうだ。
だってあの人がアイドルになってるわけないもんね……
ただ顔が似てるだけだよ。
《俺らの大先生みじゅき！》
み、じゅ、き、、？
みじゅきって……え？
まさかね……まさかねぇ……
名前も似てるだけかもしれないし。
まずあだ名かもしれないし！！
元カレの"井上瑞稀"なわけないもんね……
するとメンバーたちが横の通路を通って下にいる人達にファンサービスをし始めた。
わぁ……すごいアイドルだ。
なんて感心していると、みんなどんどんこっちに歩いてくる。
美弥「来るよ！」
「来る！？え、なにが！？」
急に周りの人がペンライトを振り出したからわたしも一緒になって赤く光らせたペンライトを振ってみた。
そしてあろうことか"みじゅき"くんがこっちに近寄ってきて……
ハイタッチをしてくれた。
けど、その手の大きさ、ふわっと香った匂い。
「瑞稀……？」
『え……』
完全に元カレだった。
それに向こうもわたしに気づいて目を丸くして驚いている。
うそだ……こんなことある……？
どうやらわたしの元カレはアイドルになっていたらしいです……
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作者名：ｻﾘｰ。
| 作成日時：2020年3月8日 20時
