【d!】私の家族は14人います。 (改) (ページ6)

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5話ページ6

knside

城にこの子が住むようになったので、自己紹介が始まった。

ps「Aちゃん名前を教えてあげよ？」

『Aでしゅ！ぁ……す！よろしくおねがいします！』

『えっと…みなさんのなまえはなんですか？』

順番に自己紹介をしていっている間俺はずっと、考え事をしていた。

俺の母親についてだ。

昔から、あの人は遊びが激しかった。
結婚、浮気、離婚の繰り返し。
中には子供を作ってしまい、産むのはいいのだが…。
俺のように適当にあしらわれたり、
酷い時は暴力も振るわれていた。
腹違いだったシャオロンは、5歳になるまで一緒にいたが、
そんなこと無かったなんて言ってた。
子供が出来たその相手によって子供の扱いを
変えてるのかもしれない。
目の前の少女のこの有様を見て、もしかしたら…

いや、そんな訳…

ut「コネシマさん〜。いくらなんでも挨拶ぐらいしましょうや。」

あぁ。もう俺か。

kn「……コネシマや。よろしく。」

『コネシマさん…げんきじゃ…ない？』

あ、"さん"が付いてもうたか。

すまんな。こんな奴で。
これでもお前と同じ境遇なんやで？

Aside

gr「自己紹介が終わったし、Aはお風呂に入ってこい。」

お風呂かぁ、冷たいからやだなぁ……でも、ぐりゅっぺんに言われたから頑張る！

あっ！そう言えば一つ言いたい事があった！

『あのっ！ひとつわがままいってもいいですか？』

gr「？言ってみろ」

『ぱぱになってほしいです！』

「「・・・え？」」

やっぱり、だめかなぁ……

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