2話 ページ3
tnside
tn「はぁ…」
俺は今、とてつもなく不機嫌だ。
グルさんが俺が目を離した隙に居なくなっていて、帰ってきたら少女を抱えて帰ってきた。
なぁんか嫌な予感がするんよなぁ…。
仕方なく、我が総統の指示に従う。
ｺﾝｺﾝ
ps「は〜い」
ｶﾞﾁｬ
ps「！？そ、その子、どうしたの？」
tn「なんか…グルさんが連れて来た。親から虐待を受けているらしい。診たってくれ。」
ps「虐待ねぇ…。」
gr「ｲﾝｶﾑ(緊急会議をする。30分後集まって欲しい。)」
この子の事やんな…。
tn「準備とかあるで…先行くわ。」
ps「治療してから、怪我の報告するね。」
tn「頼むわ」
ペ神に任せ、会議室に向かう。
psside
ps「ちょっと失礼。」
といって、5歳くらいの女の子の服を捲る。
ps「っ！……想像以上やな…。」
痛々しい傷。色んな所にある痣。肋骨が見て分かる痩せ細った体……。
本当、大人ってタチが悪い。
と、思いながら薬を塗ったり、包帯を巻いていく。
粗方治療が終わったところで少女の目が覚めた様だ。
『………ｯあれ、あのひとは…？ほうたい……』
ps「あ、起きた？痛いところはある？」
『だいじょうぶれす！たすけていただきありがとうございます…！』
ps「お礼は大丈夫だよ、あ、お名前を教えて欲しいな。」
『Aです。』
ps「Aちゃんね、調べたい事があるからこっち来てくれるかな。」
『はい…。』
Aちゃんが来たところで身長、体重を測る。
身長が105cmで、体重が12kgか……痩せ過ぎだ。
「Aちゃん、いつも何食べてる？」
『えっとね、いつもは、ぱんをいっこだけど、いいこにしてたら、もうはんぶんくれるよ、！でも、わるいこだったらぱんない。』
ps「それは、一日？ずっとパン？」
『うん！』
まじか、栄養失調にならないのが奇跡みたいなクラスだ。
tn「ｲﾝｶﾑ(もうそろそろやけど大丈夫か？)」
ps「ｲﾝｶﾑ(行けるよ〜今から向かうわ)」
『？？』
ps「今からあの人の所行くけど行く？」
『いくっ！』
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作者名：ふうせん x他3人 | 作成日時：2022年4月20日 8時
