君に最後の恋文を【あほの坂田】

第20話 ページ21

○






朝,目を覚ます







土曜日 12月5日







僕の18回目の








誕生日








10時に君の病室に向かった。









君は、1人で荷造りをしていたなぁ。









『となりの坂田くんだ！』








『おはよう。』









『おはよう！』









君は、耳も治ったのかな？









『ちょっとこれ読んでくれへん？』









昨晩,君に伝えたいことを頭を絞って考えて









手紙を書いた。









君は、椅子に腰をかけてわざと声に出して読んだ。









『君に伝えたいこと,それは愛してる』









手紙の最後を読み終えた君は、顔を伏せる。









『どうしたん？』









いきなり顔を上げ真っ赤にシながらでかい声で...。









『となりの坂田！私は君を愛する義務がある！』









泣きながら顔を赤くしこちらに人差し指を向ける君の顔は恥ずかしがりながらも幸せの笑顔で溢れていた。









彼女が勢い良く飛んできてハグしようとするので僕も飛んでくる彼女の体を思いっきり支え抱きしめた。









君に送る最後の恋文は僕達の愛を確かめる愛の鍵









『大好きやよ。いつまでも』









END

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