校則違反

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次の日。





早く起きて早く学校に行く。






母親は朝はぐっすり寝てるから自分でパンを焼いて食べる。






今日もメイクバッチリ決めて。






『おー結構早く来たじゃん』





「さっさと始めてさっさと終わりたいから……」






すぐにほうきを渡されて掃除にとりかかる。





今日は靴箱前の掃除。






『昨日橋本いなかったけどどうしてたの？』







あ、やば……






作間くんといたって言ったらまたナリヤンって言われる……







「別に？1人でいたけど」





『ふーん』








すると最悪のタイミングで彼が現れた。






作間「あ、おはようございます」





『おーおはよう』





あーもー最悪。





なんでこんなに登校時間早いのよ！！







『昨日猪狩さん誰といたか知ってる？』




「ちょ、！」





作間「はい。俺ですよ」








終わった……




もうナリヤン決定じゃん……






『やるじゃん猪狩さん』





「え、？」







ちょっと意外な返答だった。





すると、スーッと隣を抜けていった作間くんからなんか香水のような香りがした。






へー香水とかつけるんだ







『まぁいずれ分かる』





「なになに気になるんだけど」




『さぁ？』






意地悪に笑う先生が憎い。





「先生いじわる」





『は？てかおまえ"先生"とか可愛いな』






「は、！？」






そっか、





先生ってなんか尊敬してるみたいな言い回しだね……






じゃあなんて呼ぼうか、








「み、瑞稀！」





『ﾌﾟｯ！彼女かよ！笑』





「はっ！？」




『別にいいけどさ』






そう言って頭をポンポンされる。





完全にバカにされてる……





くそおぉおおお！





「うるせぇカス！！」






すると、おっ、って目を見開いて少しだけ微笑む。





『そのセリフまぁまぁ似合うじゃん笑』





「うるせぇ！バカにしやがって！」

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