（黒バス）天才吸血鬼ハンター少女と吸血鬼達（ヤンデレ）第二章

８７話 ページ46

「痛い・・・痛いよ・・・っ」 突然首に鋭い痛みが走った。

紫原「あっ、ココに【印】ある〜Aちん、いつ血ぃ吸われたの〜？」

ジュルッ・・・ジュル・・・

「あ・・・うっ、い、痛いよ・・・！！」

痛みのせいか、体に痺れが走って、思うように足に力が入らない・・・！

紫原「ん〜相変わらず、甘いね、Aちん」 「・・・っ！！」

ジュルル・・・ッ

廊下にあまり聞き心地の良くない音が響き続ける。

「・・・や、やめて・・・やめてよっ！！痛い・・・・いた、い、ん、あ・・・っ」

紫原「声出さないでよ・・・聞こえるよ〜？・・・あ、もう寝ちゃった？」

黄瀬君の時のように体から一気に力が抜けそうになって、

紫原「あ〜、まだ気ィ失わないでよ・・・もし、赤ちんに見られたら殺されちゃうかも〜」

グ・・・ッ 僕は必死に体に力を込めて紫原君の服の袖を握った。

「・・・・・・たい」 紫原「？」

紫原君は満足そうに僕の首筋に歯らしきものを尚更深く ガリ・・・ガリっ！！

「・・・！う、わ、あ・・・っん・・・ん・・・ハア・・・ハア…たい
・・・・＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿消えたい」

紫原「・・・『消えたい』・・・？ははっそんな悪い事オレ、しないよ〜？・・・もしかして、
　 またオレのこと・・・拒むの？オレ、Aちんのこと大好きだよ？愛してるよ？」

「ち・・・違う、僕の・・・Aの願い・・・っ≪私≫じゃなくて・・・≪僕≫を・・・必要としてくれる・・・っ？・・・お願い・・・≪僕≫を・・・Aを・・・

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿愛してくれる・・・？」

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