瀬見さんが愚痴りにきた。 ページ10
「〜なんだよ。ほんっとかぁいくねえ!」
『まぁ確かに覚えたての言葉は危ないからね…』
絶賛家に英太が押しかけてきています。
寝巻きも用意してたのでお泊まりコース決定。
なんでも、若利がネット用語というものを覚えたようで。
あまりにも違和感があるためどうにかしないと
まずいのではということで賢二郎と
言い合いになったらしい。
…まぁ若利に「それな」とか言われたら
いろんな意味で死にたくなるよね。
「かぁいくねぇ…ほんっと白布かぁいくねぇ…」
呪いのように呟く英太にハジメも引き気味な表情。
恨みのこもった手で撫でくり回されている。
『元気だしなさい』
「ゔ〜…」
なかなか元気の出ないあたり今回は重症らしい。
仕方ないとっておきの秘策だ…
『…ちょっと待ってて』
「…」こくり
ーーー
『英太?』
「んあぁ?…んお、お前…」
『英太くんが落ち込んでたから出血大サービスでーす』
羞恥心なんざ知ったことか。
この前英太から誕生日プレゼントで貰った
バボちゃんのぬいぐるみ(枕サイズ)とヘアピン、
極め付けは「ずっとお前らのマネージャー」の
文字がプリントされた白Tシャツ。この前部室で
英太と話した時に「こういう組み合わせAに
やってほしいんだよ頼むよ〜…」と言われた
組み合わせである(ちなみにその時断ったので
見せるのは今回が初めて)。
「A…」ぎゅー
「ゔぅ…」
『んむっ』
ハジメを具材としてサンドイッチ。英太の頭にはトオル。
「ありがと、元気出た」
『ならよし』
「つーかハジメはともかくトオル、俺がAと
抱き合うのがそんなに嫌か〜?かぁいくねえなあ」
トオルの頭をグリグリする英太。
『英太、布団敷くからそろそろ離れようか』
「このまま部屋行こうぜ」
「('◉三◉’)」がぶ
「ってえ!!」
『んはは、ハジメ偉い偉い」
「かぁいくねぇ!!」
結局英太は剥がれなかったので2人で寝ました。
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瀬見さん
本名瀬見英太。白鳥沢学園高校3年生で男子バレー部所属。気遣いが出来る男。後輩の白布くんとはぶつかる事が多くその度にAさんの家にお邪魔しているので家に来る頻度はバレー部トップクラス。おかげでトオル達とも仲良し。Aさんが気になるが鈍感なAさんに参っている。
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どうもしろめっとです。瀬見さん、オチ候補の
1人です。そのため瀬見さんがよく出てくるかもしれません。
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作者名:しろめっと | 作成日時:2020年1月13日 20時