悪夢再来。その2 ページ46
いっせー…ﾏﾁｶﾞｴﾀ
よく見るとマツカワ君がいないじゃないか。
！？
マツカワ君がいない！？
ここは…待つべきか。それとも聞くべきか？
いや、聞いたら色々とめんどくさそうだ。
でも思い立った事はさっさとしておきたいタイプの
私には歯止めがかからず。
『えーっと…オイカワ君？』
「ん？なになにー？」
『マツカワ君が見当たらないけど…』
「あいつは風呂行った」
『あ、ありがとうイワイズミ君』
「いつもみたいにハジメって言えって言ってるべや」
「ちょっと！？岩ちゃん横取りしないでよ！！
せっかくAから話しかけてきてくれたと
思ったのに…」
「漁夫の利って言うだろ」
「意味全然違うよ！？」
そんな会話を繰り広げていると廊下から足音が。
「うぃーっす、上がった」
『あ、マツカワ君だ』
「おはよ。つーかお前ら2人じめしすぎ。
俺の入る隙ねーじゃん」
「ふふふ、俺と岩ちゃんでAサンド！！」
「ねっみぃ…」
「写メ撮ってやるよ」
『拒否権は？』
「ない」
『Oh…』
はいチーズ、とシャッター音を鳴らし、
「保存しとこ」と呟くマツカワ君。
聞こえたからな。
「とりあえず及川、俺も寝たい。お前上な」
「しっかたないなー？」
「ウザい。」
「ひどい！」
『なんの話？』
「まっつんも寝たいんだって。
という事で上失礼しまーす☆」
私に有無を言わさずお腹辺りに
顔を埋めてくるオイカワ君。
重い(直球)。
『おーもーいー…』
「だってよ重川」
「おいかわですー！」
『離れて…重い…あっつい…』
「無理」
「次そういうこと言ったら噛むからな」
『ヤメテ』
「はい言った」
『いやそう言う意味じゃないから』
「問答無用だ」
そういうなり私の横髪を掻き上げ
耳にがぶついてくるイワイズミ君。
『ん！？…やめてー…』
びっくりして体が跳ねるのも許されず。
ガッチリホールドされてチロチロと耳を
舐められる。たまにぐちゅっと中に舌を
ねじ込んでくるのがすごく怖くてそのときは
震えていた。
甘噛みでよかった。本気だったら死んでた。
この後は昨日の朝と同じような目にあって
色々な意味で死にかけた。
夢でよかった。
ーーーーー
『工〜！！！』
「なっなんですか！？先輩！！」
『やっぱり工が1番可愛い〜…癒し〜…癒せ工〜…』
「！！(先輩方の視線が痛い！！でも嬉しい！！)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しろめっと | 作成日時：2020年1月13日 20時
