前回の件。その2 ページ34
「次俺お願いします」
『おー…頑張る』
えいっと声を出して飛び乗る太一。
『ん…っと安定するねぇ太一。
体が大きいからかな？』
「先輩」
『なした？』
「俺にも肩車してください」
『ちょっとそれは私が倒れちゃうかな…』
ごめん。正直太一ギリギリです。
鎌先君また筋トレ教えてください。
なんて謝罪を心の中でしていると
こっちに突き刺さる勢いで見つめてくるのが1人。
『？若利どうしたの？』
「俺もやってほしい」
「ﾌｧwww無理ダヨ若利君！
Aちゃん潰れちゃうヨ！」
『うん…面目ない』
「ダメか？」こてん
屈んできて首をこてんとしてなんか知らんけど
萌え袖でお願いしている若利。え、え、え。
『まって若利萌え袖なんてどこで覚えてきたの』
「天童に教えてもらった」
『さーとーりー？』
「いいじゃんいいじゃん！！
で？やってあげないの？」
『獅音担いだ事ないしなぁ…』
「俺より若利の方が重い前提なのか」
『実際重いでしょ？』
「そうだけど」
「…やってくれないのか？」
『今やると私の骨が潰れちゃうからな…粉々に』
「なら俺がお前を背負おう」
『え、お、おう…？』
言われるがまま若利に軽々と背負われる。
『若利背中大きいねー』
「そうか」
『あったかいー』
「そうか」
『待って、寝ちゃいそう下ろして』
「…ダメだ」
『なんでぇい！？』
「(牛島さん…！！)」
「(五色、また負けたな)」
「(次は負けません！)」
「(微笑ましいな)」
「(そうだよな、あれがあるべき描写だよな)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しろめっと | 作成日時：2020年1月13日 20時
