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友達がイケメンすぎてつらい。 ページ32

「あのー…Aさん?」


『?』


「何故俺はおぶられて…」


『足怪我してるからにきまってるでしょ』



木曜日。

創立記念日でせっかくの休日なのでいつも日曜に

している買い出しを今日していると、

公園で足を冷やしている茂庭君を発見。

どうやら外周中にやったらしく冷やすため

公園に寄ったのだとか。近くなら問題ないし、

背負って伊達工へ行くことにしました。


「いやいや!大丈夫だから!

俺にもプライドっていうものがあって…」


『足首真っ赤にしてるのによく言えるね…

あとプライドは上を目指す理由以外にいらない。

もっと人を頼りなさい』


「うう…」


でもでも、とグチグチ言う茂庭君なんてお構いなし。

周りのおばさま方の「青春ねー」や

商店街のおじちゃんの「お、コレか?」といって

小指を出すのをなんとなく曖昧に返し、

スタスタと伊達工を目指す。


「そこ左…」


『ん。というか茂庭君軽いね…70ないでしょ?』


「そうだけど…というか67は軽いって言わないよ」


『67?うちのリベロくらいだねー。軽い方だよ』


「なんでそんな現役男子高校生を軽々と…」


『んー…筋トレを高2の頭に始めたくらいかな…』


「筋トレやってたの?」


『鎌先から教えてもらった』


「鎌ちぃ…!」


高1後期にスライディングレシーブの反動で

飛んできた隼人を受け止めきれなかった事が理由。

今じゃ賢二郎はもちろん、

覚も背負えるようにはなった。




…獅音や若利はまだできないけど。


『お、あれ鎌先じゃない?おーい』


「ちょちょちょストップ!恥ずかしいから!

こっそり下ろして!!」


『はいよ。もう怪我するなよー』


いたずらに茂庭君の頭を撫でておいた。

顔を真っ赤にする茂庭君がとっても可愛かった。







「お、もっさん帰ってきてたのか。

脚どうした?そしてなんでそんな顔赤ぇんだ?」


「友達がイケメンすぎてつらい…」


「は?」




ーーーーー

今更ですが!今更すぎて申し訳ありませんが!
お気に入りありがとうございます!!これからも
精進していきます!拙い文章ですがこれからも
よろしくお願いします!!!

しろめっと

前回の件。→←どこにも行かないよ。



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作者名:しろめっと | 作成日時:2020年1月13日 20時

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