ケモノ阿吽のいる暮らし。 (ページ12)

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白布くんが甘えにきた。ページ12

「～ということなんですけどどうにかなりませんか」

『難しいねー…獅音にお願いしてみようか』

私の家で開かれている［第22回

瀬見さんが白布くんと合わなさすぎる会議］。

どうやら今回はポッ◯ーと◯リッツの話で揉めた

らしい。いや子供か。ああ子供だったわ。

それで今回も中々両者が引き下がらなかったため

白布が諦めこっちへ泊まりに来たということだ。

『まぁ好き嫌い別れてもしょうがないさ』なでなで

「……A先輩はどっち派ですか」

『ごめん私ト◯ポ派。』

私は最後までチョコたっぷりのやつが好きなのだ。

「…」

あ、拗ねた。

「五色も瀬見さんも…俺の手には負えないですよ」

『頑張ったねー、今日はゆっくりしていきなさいね』

頑張った賢二郎君のために今日のご飯にしらすと

わかめときゅうりの酢の物を作ってあげよう。

そう思い席を立とうとすると白布に服の裾を掴まれた。

「どこ行くんですか」

『頑張った賢二郎にしらす料理作ろうと思って』

「…嬉しいですけどちょっとそばにいてください」

『はいはい。お疲れ様。』

その時寄りかかってきた白布の顔が

拗ねた子供が泣き疲れて寝そうになっているように見えた。

…え、寝た？

『寝ちゃった？…おーい！？賢二郎！？賢二郎！！』

結局朝まで起きなかったので次の日彼は朝ご飯を

すごくおかわりしていました。後に彼が寝た原因は

トオルを抱えていたことによるあったかさに

よるものだったという事が判明した。

おしまい。

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白布くん

本名白布賢二郎。白鳥沢学園高校2年生で男子バレー部に所属している。塩味の効いている性格であり、よく瀬見さんとぶつかる。瀬見さんとぶつかっては向こうがAさんの家に行くため、その事をAさんの家に行っては彼女に愚痴っている。五色くんをなんだかんだ可愛がっている()。