2＋3＋1＝水溜り ① (ページ32)

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看病ページ32

Pさんside

トイレを済ませリビングに向かいグラスに水を入れ(名前)ちゃんの部屋に戻る

すると

ヒッ…ヒック…

(名前)ちゃんの部屋からすすり泣くような声が聞こえた

急いで駆けつける

P「(名前)ちゃん！？どうしたの？どこか痛い？」

グラスを机に置き(名前)ちゃんのそばに行く

『お、おきた、ら…誰もいな、くて…』

僕は(名前)ちゃんの背中を優しく撫でる

『怖、い夢み、て…みんないな、くなっちゃ、って、だから…』

P「大丈夫、僕がそばにいるから」

ふぇー…と泣き出す(名前)ちゃん

僕は(名前)ちゃんを抱きしめ頭を撫でた

P「1人にして…ごめんね」

(名前)ちゃんは首を横に振る

P「もうちょっとしたらまんずも帰ってくるからもう少し寝てよ、ね？ちゃんとそばにいるから」

僕は(名前)ちゃんをベットに寝かしつけた

P「ん、いい子だね」

僕は(名前)ちゃんの頭を撫でる

『ん…』

(名前)ちゃんが手を差し出す

僕は(名前)ちゃんの手を握った

(名前)ちゃんはそっと目を閉じた

ヒューヒューと息苦しそうにしている

ごめんね、こんなことしか出来なくて…

自分の無力さに悲しくなる

バタンッ

「ただいまー」

…まんずかな

思ったより早く帰ってきてくれたな

コンコンッ

P「はーい」

ガチャッ

ま「買ってきました」

P「おかえり、ありがとう」

ま「よくなってます？」

P「ちょっとひどくなってるかな…」

ま「とりあえず冷えピタ…」

そこからはまんずと(名前)ちゃんに冷えピタを貼ってあげたり看病をした

でもご飯は食べてくれなかった

ま「ゼリーとか冷蔵庫に入れときますね」

そう言いまんずが部屋を出ていこうとすると

ト「(名前)、どんな感じ？」

トミーが入れ違いで部屋に入ってきた

P「早かったね」

ト「早く切り上げた」

P「熱はあれから少し上がってる、ご飯も食べてくれない状態かな…」

ト「最悪じゃん」

トミーが(名前)ちゃんの顔を覗く

ト「…明日もう1日様子みて病院連れていくか」

P「そだね、このままだと心配だし」

ト「ちょっと嫌な予感するし…」

僕がその言葉の意味を理解する時には

もうすでに手遅れだった