風邪 ページ30
Pさんside
案の定、(名前)ちゃんが風邪をひいた
今家にいるのは僕だけだ
トミーとカンタとキイチは撮影
まんずは大学
本当は僕も一緒に撮影だったが
さすがに(名前)ちゃんを1人にはできないから
看病係として残った
キイチからは手出すなら今のうちっすよと耳打ちされた
僕がそんなことできないのを知ってニヤニヤ言ってくるから
デコピンしてやった
しかも思いっきり
『ん〜…』
P「さきちゃん、起きた？」
『ぴぃさん…？』
あートミーの言ってたことが分かる
理性が飛びそう
P「ご飯、食べれる？」
『いらない…』
P「でも食べないと元気になれないよ」
『…しんどい』
心配になり熱を測ってみると
39度もあった
P「うわ、高いな…冷えピタ今ないしな…」
仕方ない、買ってくるしかない
P「ちょっと買い物行ってくるね、大人しく寝といてね」
僕が立ち上がろうとすると
Tシャツの端を弱々しい力で掴まれた
『や…』
か細い声で話す(名前)ちゃん
P「大丈夫、すぐ帰ってくるから」
僕は(名前)ちゃんの手を握る
『さびし…』
そんな顔しちゃダメだよ…
そんな顔赤くして涙目になって…
まんずに早く帰ってきてもらおうかな
P「わかった、僕はここにいるからそんな顔しないで」
そう言いもう片方の手で(名前)ちゃんの頭を撫でた
安心したのかすぐ眠りについた
その間僕はまんずに連絡した
Pさんまんず、今日早く帰ってこれる?
講義中かな…
だったら気づかないか
そう思っていたがすぐに返信がきた
まんずどうしたんですか?
Pさん(名前)ちゃんに冷えピタとか色々買ってきて欲しいんだけど
まんずあと30分で講義終わるんで、終わったらすぐ帰ります
Pさんありがとう、また買ってほしいもの連絡する
まんず(名前)ちゃんどんな感じですか?
Pさん熱が39度でててすごくしんどそうかな
まんずわかりました、なるべく早く帰ります
Pさんありがとう
さて、まんずにも連絡できたし
ついでにトミー達にも連絡をして
(名前)ちゃんも寝てるからトイレだけ行ってこようかな
僕は(名前)ちゃんが寝ているのを確認し
部屋を出た
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作者名：なっぴぃ | 作成日時：2019年5月13日 14時
