2＋3＋1＝水溜り ① (ページ3)

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トミーside

『トミー、トミー』

ドアのノック音と(名前)の声が聞こえた

俺はあえて無視をしていると

『トミー！、トミー！！！』

ドンドンドンドンドンと力任せにドアを叩いている

ト「うるせぇよ笑なんだよ笑」

ガラガラっと扉を開けるなり(名前)は

『デート、しよ！』

と笑顔で言ってきた

ト「…は？笑」

俺が困惑していると

『(名前)とデート、嬉しくないん？』

と少し寂しそうに言う

俺は(名前)のそばに寄り

ト「誰もそんなこと言ってないじゃん、急でびっくりしただけ」

と(名前)の頭を撫でた

(名前)はにこっと笑顔になり

『やった、じゃクレープ！食べに行こ！』

いきなり俺に抱きついてきた

…ほんと無自覚って怖い

ト「いきなりだなおい笑、分かったから準備しておいで下で待ってるから」

『はーい！』

と元気に返事をし自分の部屋に戻って行った

ト「台風かよあいつ」

フッと笑い財布と携帯を持ち廊下に出ると

「トミーじゃん、これからお出かけ？」

振り返るとPさんがいた

ト「これから(名前)とデート、Pさんも行く？」

Pさんは苦笑いをして

P「デートって言われたら一緒に行けないじゃん笑また今度誘って」

うん、知ってた

俺はずるいから

こう言ったら気使ってくれるの分かってた

ごめんねPさん、今度飯奢るから

今だけ(名前)を独り占めさせて