処置 2 ページ44
諸伏と聞いて、小さな名探偵が黙っているはずないよね...。
恐る恐る彼の方に目線だけ向けると、思った通り。
コナン「ねぇ、諸伏って長野県警の...」
ピンポーン
タイミングよく新出先生が来てくれたおかげで、とりあえずこの話は回避出来た。
話をするのなら、私も意識がハッキリした状態で参加したいしね。
赤井さんが玄関に出て新出先生を中に連れてきてくれた。
新出「お邪魔します。これはまた、沢山お客さんがいらっしゃいますね。」
人の多さに少し驚いた新出先生だが、すぐに私のそばに来て状態を確認してくれた。
新出「銃で撃たれたのか...。本当はここでの処置だけじゃなくて病院に行って欲しいところなんですが。」
赤井さんやジョディさん達の様子をみてから、何かを察した新出先生。
新出「前に命を助けて貰った身です。言えないワケがあるんでしょうから、こちらでできる限りのことはサポートします。しかし、怪我による発熱も引き起こしている上に軽い栄養失調も重なっていて、Aさんの体力が心配です。」
新出先生は皆にそう説明しながら、諸伏さんが処置してくれた所をもう一度しっかりと処置し直してくれた。
身体中が熱くて、今は痛みすら感じない。
新出「とりあえず、点滴をうっておきます。この後、Aさんに何かあればすぐに私を呼んでください。夜中でも連絡があればすぐに伺います。」
赤井「ありがとうございます。」
その後、点滴をうち終わると新出先生は工藤邸を後にした。
点滴のおかげでいくらか楽になった私の体。
ジョディさんに服を着替えるのも手伝ってもらった。
「それじゃあ、詳しい話を聞かせてもらいましょうか。」
諸伏「話を出来る状態じゃないだろ。」
「平気。今は点滴打ってもらったあとだからいくらか調子良いし、これで寝たら起きれる自信ない。」
諸伏「だからって急がなくても...」
「今じゃないとダメ。伸ばすのは良くない。」
赤井「すまん諸伏くん。聞いてやってくれ。1度言い出すと聞かないんだ。」
赤井さんが助け舟を出してくれたおかげで、なんとか話を聞けることになった私たち。
コナンくんが1番興味津々だ。
さすが探偵。
諸伏「それじゃあ、俺がなぜ今ここにいるのか説明していこうか。」
私は毛布にくるまりながら赤井さんに体重を預ける形で諸伏さんの話を聞き始めた。
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はちみつ(プロフ) - ミルクさん» コメントありがとうございます。参考にしたいと言って頂けて嬉しいのですが、どの程度参考するかに寄ります(汗)少し似ている部分があっても違う話だとわかる場合は参考にしていただいても構いませんよ! (2020年10月16日 10時) (レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - 作品を参考にする事ついて質問なんですが、いいですか? (2020年10月16日 10時) (レス) id: ead1db5ef4 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 -Night Sky-(プロフ) - うん。気になる() (2020年7月28日 9時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 里さん» えぇ、そうなんです。不自由な生活をさせていた分、両親は本当に主人公ちゃんを愛していたんです。そう言って頂けて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします! (2020年7月26日 12時) (レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)
里(プロフ) - なるほど!!カクテルの意味はそんな理由が……。夢主は父と母の愛情をたっくさん貰って生きていたんですね。感動しました!!(泣) (2020年7月26日 9時) (レス) id: 98a3710ab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつ | 作成日時:2020年7月14日 1時