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緋色のはじまり 1 ページ4

「ん...っ」





窓から差し込む朝日で目を覚ました私。


あれ。私、あのまま赤井さんの腕の中で寝ちゃったんだ。


ベッドに寝ていたため、赤井さんが運んでくれたんだと理解する。




赤井「起きたか。」




横から声がして振り向くとベッドの下の床で、壁によりかかりながら座って欠伸をする赤井さんの姿が。





赤井「あれから夢に魘されて起きることは無かったようだな。」



「おかげさまで」




あれから1度も朝になるまで起きなかったなんて。


こんなに眠れたのは本当に久しぶりだ。


.....っていうか、赤井さんのその状態。





「まさか、あれからずっと私の部屋にいてくれたの!?」



赤井「あぁ、額のタオルもこまめに変えなければいけなかったし、あのままこの部屋に1人にしておくことは出来なくてな。安心しろ、この部屋まで運んだ時以外は指1本触れてない。」



「いや、そういう事じゃなくて!ずっと床で寝てたんですか!?って事を言ってるの!」



赤井「あぁ、雑魚寝には慣れているからこれくらい大したことないさ。」






そう言いながら、私に近づいてきておデコに手を当てる赤井さん。





赤井「だいぶ下がったが、やはりまだ睡眠不足と栄養不足で体調は万全ではないな。今日は1日ゆっくりしていろ。」



「はーい。」




もともと学校に行く気はなかったけど、昨日の夜、明日は2人とも予定ないから夜更かししようって言い出したの赤井さんでしょ。


絶対最初から学校に行かせる気無かった。


それに、コナンくんと赤井さんに事情は話したとは言え、蘭たちに会って無闇矢鱈に関わるのは今は危険だ。


ここで大人しくしているのが賢明だろう。


赤井さんと一緒に下に降りて、昨日出しっぱなしにしていたティーセットを片付けていると、コナンくんが起きてきた。





コナン「ふぁ〜...おはよう...」



「おはようコナンくん。コナンくんは今日は学校行くんでしょ?1回探偵事務所帰るの?」



コナン「ううん、ランドセルは持ってきてるからここから行くよ。」



「え、でも教科書とかそのままじゃ...」





そこまで言って気がついた。


そうだ、この子小学1年生じゃないんだった。


少しぐらい教科書なくても支障ないか。





「おきべんしてるのか。」



コナン「そうそう!だから大丈夫!」





そばに赤井さんがいるため、とりあえず誤魔化す。


そのままコナンくんはトーストとコーヒーを用意して、今日の朝刊を見ながら朝ごはんを食べ始めた。


赤井さんは意味ありげに微笑みながらコナンくんを見ていた。

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はちみつ(プロフ) - ミルクさん» コメントありがとうございます。参考にしたいと言って頂けて嬉しいのですが、どの程度参考するかに寄ります(汗)少し似ている部分があっても違う話だとわかる場合は参考にしていただいても構いませんよ! (2020年10月16日 10時) (レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - 作品を参考にする事ついて質問なんですが、いいですか? (2020年10月16日 10時) (レス) id: ead1db5ef4 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 -Night Sky-(プロフ) - うん。気になる() (2020年7月28日 9時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 里さん» えぇ、そうなんです。不自由な生活をさせていた分、両親は本当に主人公ちゃんを愛していたんです。そう言って頂けて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします! (2020年7月26日 12時) (レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - なるほど!!カクテルの意味はそんな理由が……。夢主は父と母の愛情をたっくさん貰って生きていたんですね。感動しました!!(泣) (2020年7月26日 9時) (レス) id: 98a3710ab0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はちみつ | 作成日時:2020年7月14日 1時

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